数年ぶりにテンカウントを読み直した感想

どうも、玲威夜です。
今回は以前リクエストをいただいた作品についての感想記事です。お待たせ致しました。


それでは早速書いていきます。

『テンカウント』作:宝井理人

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※若干のネタバレを含んでいますので、ご注意ください。

この作品は超有名なので、読んだことがなくてもタイトルなら知ってる人も多いんじゃないでしょうか。

僕の場合、タイトルにもある通り数年ぶりに読みました。
と言うのも、テンカウントが連載されていた当時に2、3巻ぐらいまで買って読んでいたのは覚えているんですが、そこからぱったりと読まなくなってしまったので、ざっくりとした世界観しか覚えていませんでした。

今回、読者の方からリクエストをいただいたので全巻買って読み直しましたが、自分がめちゃくちゃいいところで読むのやめてたのが分かりました。ちなみに、全6巻です。

潔癖症の城谷(受)と心療内科のカウンセラーである黒瀬(攻)という文章から察せれると思いますが、城谷の潔癖を黒瀬が直すといった内容となっております。

ストーリーをざっくり言うと、色々あり顔見知りになった2人ですが、黒瀬が城谷を見て潔癖症であることに気付き、それを克服するために頑張るといった流れです。
克服するために「城谷にとって抵抗のある10項目」を書きだし、レベルの低い順に挑戦していきます。
この10項目がタイトルである「テンカウント」の意味だと勝手に思っています。

ここから感想を書いていきますが、ストーリーの核が面白いので敢えて伏せて書いていきます。
そのため、分かりにくい箇所も多々あると思いますが、ご了承ください。

①ストーリーについて
まず、ストーリーについてですが、かなり面白かったです。
潔癖症の城谷は、「この世にあるモノは全て汚い」と考えているため、常に手袋を欠かさず極力モノに触ろうとしません。また、他人が自分の私物を触ることも嫌がり、触られた際には罪悪感を感じながら消毒をしています。
手袋をしていても自分の手が汚いと感じ、1日に何度もずっと手を洗い続ける行為を行うため、手はボロボロになっています。

そんな城谷に対し「一緒に克服しよう」と仕事ではなく、個人的な話として持ちかけた黒瀬。
読者もそうですが、城谷本人も思うわけです。「何故そんなことをしてくれるのか」と。好きだからに決まってんだよなあ

んなこと言うと作品が終わってしまうので黙っておきますが、この作品の見どころは「どうやって城谷が黒瀬に触れることを許すか」だと思っています。
潔癖症でモノに触れるのが嫌な城谷は、当然人に触られるのも拒絶するわけです。そう考えると、スキンシップなんてもってのほかです。

しかし、親身になって色々付き合ってくれる黒瀬に対し、城谷は徐々に心を開き、触られることに抵抗がなくなっていきます。その際の城谷の心境の変化とセットにし、行動を見ていくと中々面白いです。
「ああ、こう考えたからこの行動は平気なんだろうな」と理解し、燃えることが出来ます。BLという恋愛漫画の醍醐味の部分はしっかりあります。

そして、個人的に一番いいなと思ったのが「城谷が潔癖症になったきっかけ」です。
これは予想外でした。話を読み進めると時折「ん?」と思うシーンはあったんですが、全てを理解した瞬間に「あ~~~↑↑」となります。
なので、黒瀬を拒絶した理由も分かりましたし、それを踏まえた上でどうやって2人が近づいていけるのかと楽しみになりました。
本当ここら辺は飯も水も飲まずに一気読みしちゃったよ。

あと、この黒瀬君、中々のドSです。性癖が少し歪んでいますね。
ひん曲がってはいないですが、無愛想ですので何を考えているか分かりにくいです。
あと不器用さんなので、城谷が不安になって勘違いし、すれ違うという王道あるある展開がやってきますが、それも「恋愛」をする上では避けて通れない道じゃん?いいのいいの(傍観者並)

恐らく、2人とも別のベクトルで価値観が歪んでいるので壁にぶち当たることが多いです。
それでもお互いかなり惹かれ合っていますし、どちらかが拒絶した日には片方は死んだような状況になっています。相思相愛やんけ気付け
まあ、恋は盲目ってやつです。

そんな歪んでいるからこそ、線が重なるような恋愛を見たい方にはおすすめです。
そこまでハード・・・・と言うよりメンタルフルボッコ展開は来ないので大丈夫ですし、最後は「良かったね^^」という気持ちで作品を閉じることが出来ます。

私事ですが、最近かなりハードな作品にずっと浸っているので感覚が麻痺している可能性があるので、「違うやんけ童貞!!!!」となったら・・・・・・まあ、許せ。

②エロについて
このような内容から「え~~~~もしかしてえっちしないの~~~~???」とがっかりする人も多いかと思いますが、ご安心ください。ヤることはちゃんとヤってます。
僕は、この同作者さんの「花のみぞ知る」を読んでいたので分かりましたが、この作者さんにしてはかなりエロ多めです。


表紙見て分かると思いますが、この方ってかなり絵が綺麗なんですよ。
こんなカッコいい男の子達の性行為、見たくないですか?見たいですよね。
なんと!!!それを叶えてくれます!!!やったね(^^)/

でも、ここでこう思う人がいると思います。

え?潔癖症の人がセックスして感じるの?

と。

そうです。いくら城谷が徐々に黒瀬に惹かれると言っても、潔癖の彼に任せていたらいくら時間があっても足りません。

それに黒瀬は城谷が大好きなので、アタックします。そんな悠長に待ってられないわけです。
あと、先ほども言いましたが、黒瀬は中々ドSです。相手が多少嫌がっている方が燃えるわけです。

以上の要素から「まだ心の準備が出来ていない城谷の体に触れ、潔癖症から城谷が感じないのではないか」という不安が出てくるかと思いますが、少し考え方を変えてみてください。

潔癖症ということは即ち、他人よりも触られることに対し「過剰に意識」してしまうわけです。
これは潔癖症だけではないですが、人は苦手なモノに対し過剰に意識する生き物です。だからこそ過剰に感じ取ってしまうわけなんですが、城谷の場合、潔癖が故に「人に触られることに対し過剰に意識」するわけです。

お分かりですね?それによって過剰に反応してしまうわけです。
要するに敏感城谷。やったね(^^)/

これは、とあるBL漫画にもあった内容なんですが、意識し過ぎて駄目になるパターンですね。
いやあ、いいっすねえ!

なので、むしろ城谷はめちゃくちゃ感じて涙を流しながらずっと喘いでいます。可愛いですねえ~~~!!!
極めつけは、黒瀬の「死ぬほど嫌なことをされたら、きっと死ぬほど気持ちいい」というセリフですね。
ったあ~~~~!!!!!!この台詞でここから始まるエロに胸をときめかせた読者がどれぐらいいるか容易に想像できますね。え?そら、全員よ。

城谷って少々ドMが入っているので、潔癖で触られるのが嫌だ、と。そんな場所を触るなんてありえないと思いながら一人でヤるシーンもあります。いやあ、えっちですよこれは。
「汚されたくない」と思っている人を汚したいという人間の根本的な欲求が刺激され・・・・え?違う?何を言う。そういう欲求は誰にでもあるだろう(偏見)

んなアタック黒瀬と実はえっちなことに対して敏感な城谷なので、エロは比較的多めといった内容となっております。
ちなみに、そんないきなり城谷の皮を剥がすわけではないので、エロは後半から攻めきます。前半は2人の馴れ初めを楽しんでください。

何なら「こんなにガードが堅い城谷がどうやって体を曝け出して喘ぐのか」という欲を高めておくと、エロシーンに突入した時の興奮最大値が大きくなるのでおすすめです。その発言は、俺がどうやってBL漫画読んでいるかバレるからやめろ。

というわけで、感想は以上なんですが、ストーリーもエロも満たしている上に絵も綺麗ないい作品だと思います。
非常に読みやすいですし、BL漫画の王道展開を抑えつつ作品の個性をしっかり出せているので、初心者の方にもおすすめしやすい内容だと思います。

まあ、強いて言うなら・・・・この作品をリクエストしてくださった方も言っていましたが、後半あたりで結構加速するので「あれ?最後の方ドタバタしたな」と感じる人もいるかもしれません。


と言うのも、城谷が心を開くまでは結構長かったんですが、心を開いて体を許した後が結構スコココーンと物事が進みます。そこの「展開の早さ」に違和感を感じるといった話です。
あ、困ったら擬音に逃げるのは今に始まったことではないです。

ともあれ、2人の心が近づくまでの過程は丁寧に描かれていますので、ご安心ください。

気になった方は是非読んでみてください。

今回の記事はここまでですが、改めてリクエストしてくださった方ありがとうございました。
冒頭でも言いましたが、この作品は「核」となる部分は伏せて物語を読んだ方が、分かった時の満足感が大きいと思ったので、敢えて伏せた書き方をしました。

あ、本当に面白かったですよ。先ほどもちらっと言いましたが、本当に全巻一気に買って一気読みしました。そのぐらい続きが気になりました。

あと黒瀬君がカッコいい!!と言うことでしたが、その気持ちも分かりました。
と言っても、「うわあ!無愛想クールイケメンだ!!!認めたくないけどカッコいい!!女性にウケそう!!」という童貞並の嫉妬と偏見が混ざっていましたが。嘘つけ、絶対モテるゾ
何なら作品中も女性に言い寄られてましたね。あ、勿論城谷は嫉妬してましたよ。
あら^~ラブラブですね~~!

というわけで、イケメンが見たい方にも心情部分に燃えたい方にもエロが見たい方にもおすすめです。以上!

それではみなさんまた

P・S 例の如く変な時間に寝てしまった童貞が一人寂しくブログ書いていました。


BL漫画,商業BL

Posted by 玲威夜