【助けて】乾 浩一のBADENDについて【地獄】

どうも、玲威夜です。
僕のTwitterのTLでは、連日嘆き、喜び、困惑しているプレイヤーの叫びが見れて非常に満足です。BLゲーム初心者の頃は分からなかったんですが、こうやってプレイ済みのゲームの初見実況を見ていると、既プレイ勢の気持ちがよくわかります。楽しい!

ここ最近BLゲームの話しかしてなくて申し訳ないんですが、今年は去年よりもBLゲームの話が中心となっていきますので、ご理解ください。

さて、今回はタイトルにもある通りBLゲームにおけるBADENDについてなんですが、実は全く書く予定がなかった話題です。

なぜ、今回このような記事を書くことになったかというと

ノーサンがヤバい

以前、「NO,THANK YOU!!!感想【乾ルート】」で「あと1つEND回収出来てないから後日また書くめう!」って言ったんですけど、その感想がこれです。

本当は、次攻略する琉ルートで追記としてちょろっと書く予定だったんです!!!でもそうは言ってらんないんですよ!?

ノーサン既プレイ勢は、僕がぶち当たったであろうBADENDが何か理解出来たと思うんですが、あのEND、本当にきつかったです。

僕は、今までBADENDで気持ち悪くなった経験があります。それが楽園ことParadiseの某ENDです。
ネタバレになるので詳細は伏せますが、僕は体のとある部位を攻撃されることに並みならぬ恐怖心があり、そのENDはそれに該当したので気持ち悪くなっちゃったんですよね。

もう想像ついたかと思うんですけど、回収した乾ルートのBADENDもこれに該当しちゃって・・・いや、マジで気持ち悪くなった。ノーサン降参

現時点で琉以外のBADENDを回収したNO,THANK YOU!!!というゲームなんですけど、大体の雰囲気が掴めたので、他のゲームを交えながら感想を書いていきます。

基本ネタバレなしですが、途中ネタバレが登場します。ネタバレ突入する前に注意書きをするのでご安心を

この記事を読んでいるってことは、みなさん少なからずBLゲームで遊んだことがあると思います。
「ただ読んでるだけなんでBLゲームで遊んだことないです」って方に説明すると、BLゲームってBADENDが存在するんですが、大体「愛のある報われないEND」なんですよ。

例えば、攻略対象、あるいは主人公が愛ゆえに狂っちゃって変な方向へ突っ走ったり、単純に任務失敗して相手が死んじゃったり・・・そんなENDなんです。

なので、前者は愛が暴走してますし、後者は「愛している相手が死ぬ」ことによる絶望や悲しみによるENDなんです。

しかし、ノーサンってちょっと違うんですよ。

そもそもこのゲーム、「BL」の「Love」部分がすっぽり抜け落ちていることで定評があるゲームです。ハピエンも恋仲だとか幸せに暮らしただとか、そんなENDではないです。

それはバドエンも例外ではありません。大体、「殺さないといけないから殺した」ぐらいのあっさりENDが多いです(いくつか甘さのある悲しいENDもあります)。

今回、乾の某ENDを回収して確信しました。

このゲーム、慈悲がない。

一言でいうなら「ドライ」です。本当にこれがしっくりきます。

デ王やParadiseがいかに「グロの中に燃え」があるか、よく分かりました。
あのゲームたちも色々クセが強いんですが、少なからず「うわあ~~~そうなったかあ~~~」って思うと同時に「いいぞもっとやれ!」だったり「可哀そうだけど燃える!!!」って思うじゃないですか。でしょ?あ、でも世間一般的にはそれ異常なんですよ(華麗な掌返し)

ノーサンはそれがないです。マジで。本当に慈悲がないんで。

ここだけの話、フォロワー姉貴が「ノーサンはエロ、シナリオにおいても上級者向け」と言っていたんですけど、僕はエロに関しては同意していたんですが、シナリオに関しては「え?中の上ぐらいじゃない?」って思ってたんですよ。

でも、今回の件で変わりました。ノーサンは双方ともに上級者向けです。

フォロワー姉貴

すまんかった

さて、謝罪をして僕の罪が晴れたところで、なぜそう思ったか書きますね。

グロで有名なParadiseことパの某ENDで気分が悪くなった話を先ほどしたんですが、それは僕の恐怖心を刺激されたからで、「内容そのもの」については燃えたんですよ。
グロがなければかなり好きな展開でしたし、そのシーンさえ見なければ今でも見返せます。まあ、グロいことにはまっっったく変わりないんですが。

一方ノーサンはですね

多分二度と見ない

グロもそうなんですけど、展開がきつすぎてもう見ることないと思います。

要するに「グロ」と「内容」のWパンチで気分が悪くなったんですよ。まあたいへん!
こんなこと早々ないんですが・・・・あ、個人的にパよりグロいと思うんですけどこのゲーム・・・そういえば、ノーサンが初めてのBLゲーム姉貴いたんですけど、ノーサンいけるなら他のゲーム余裕だと思いますよ。

まさか内容で気分が悪くなるとは思いませんでしたね。こういう展開の作品って小説で読んだことあるんですが、やっぱり音声やらSEが付くとエグさが爆増しますね。やめてくれ

あ、ちなみにスチルはなかったです。これ、スチルあったら確実にR-18Gです。そのぐらいグロいです。

なんだか某ぴぴぴENDが優しく見えてきたよ俺は・・・こうやって感覚が段々狂っていくんだろう?やめてくれよ・・・

ノーサンってエロが凄まじいのにEND分岐後はめちゃくちゃドライなんですよ。むしろ辛口
なので、結末のドライ分をエロに回して帳尻を合わせている感じですね。いや草
そこまでして鬼畜な展開に持っていかなくていいから

なので、プレイヤーは道中のドドドエロと結末の辛さのサンドウィッチを食らうわけです。やめて

こういった作品は初めてなんですが・・・これはこれでありですね!!え?言ってること違う?いやいや、これはこれで良さがありますよ。ねえ?あ、でも乾END1はもう見たくないです。

※ここからノーサンのネタバレ入ります。読みたくない方は線の外まで飛ばしてください。


本当はネタバレなしで書くつもりだったんですけど、ネタバレを踏まないときつさが伝わらないので書きます。

まず、主人公ハルの目的は乾が作っていたお薬「メルト」の製造方法です。
このENDでは、メルトの製造方法を入手し、目的を果たしたハルがそのまま姿を消します。

消す前に「『おっさんの代わり』を置いていけば~」的なことを書いていたんで、「ああ、おっさんを殺すのかな?」って思ってたんです。

シーンが変わり、バーでの楽しい思い出が薄くなってきた頃にお仕事に向かっていたハルは「商品」が置いてある廊下へと向かうんですね。まあ、どういう「商品」かは分かると思いますが、18禁ならではの闇です。

ここでは「商品」を買った人たちが自分の作品を他人に見せる・・・まあ、自慢できる展示場みたいなところなんです。

この時点でみなさん察しがつくと思うんですけど、僕もすぐに分かりました。そうですね、おっさんが「商品」としているわけです。

で、ここがグロポイント1なんですけど、商品になったおっさんの姿が事細かく書かれているんですが、これがもうエグ過ぎてびっくりしました。

正直舐めていました。作中でもハルの組織はヤバいことをしている「ヤバさ」は強調して書かれていたんですが、それが今回明るみになった感じですね。本当に申し訳ありませんでした。

デ王している人は、某極悪ENDと呼ばれた例のENDあるじゃないですか?あれの5倍はエグいことになっています。オブラートに言いますと、ダルマ人間ですね。本当にオブラートですからね、これ。実際はダルマ人間より数倍エグいことになっていますので。

ここまででも十分キツかったんですが、なんとおっさん生きているんですよ。もうとっくに自我はないんですけど、それでも管を繋がれて延命しているんです。しかも、まだまだ「商品」の改造は終わっていないので、次行われる内容もハルくんが説明してくれるんですが、まァ~~~~↑↑ヤバいです。

もうここで心が折れていたんですけど、この状況って実際「生き地獄」じゃないですか。死んだほうがマシなんですけど、ハルくんもそう思っておっさんを殺してくれるんです。

人を殺すのに「してくれる」って表現は良くないと分かっていますが、そう言いたくなるほどファインプレーなんです。それほどエグいことになってると思ってください。

その殺し方っていうのが先ほど言った「僕が苦手な殺し方」であり、ここでおっさん同様に僕もトドメを刺されました。実際、気分が悪くなって口抑えていましたからね。ほんま勘弁してくれ

この「殺し」もハルにとっては作業みたいなものなので、殺した後はそのまま何事もなかったかのように去ります。

これが僕が「もっともドライで鬼畜なEND」だと思った乾BADEND1です。

ざっと読んで分かったと思うんですけど、唯一「Love」を感じたのは「生き地獄の乾を解放してあげた」ところのみなんです。

普通だと「愛していた相手の姿に絶望して発狂する」とか「そんな姿にした相手を殺しに行く」とか「悲しみ」や「憤怒」があると思うんですが、このゲームはそれがないんです。

ハルは「ああ、おっさんがヤバいことになる前に殺しておくか」ぐらいのドライさでサクッと殺し、それが終わった後には「死体なら片付けてくれる」で終わるんですよ。

でも、実際「ハルが冷たいような表現」をあえてしているようにも感じました。あの劣悪な環境で殺し屋として育った彼の性格、感情を殺さないと生きていけない彼が「あえて気にしないようにする」様子を表現しているのかなと思いました。

だからこそ報われませんし、慈悲がないと思うんですよ。現実を事細かくハルが説明してくれた後は「合理的」にハルが行動するだけです。唯一の人間っぽさは今言った「殺し」なんですけど・・・・それだけなんすねえ~

しかもこのENDの冒頭、ハルはバーの楽しかった思い出が薄くなっていますからね。それを含めてもメンタルを殺しにかかってると思います。辛ッ!


というわけで、どこまでも合理的で慈悲がないノーサンというゲームをプレイすると、大抵のゲームがいけ・・・そういえば、同じくparadeのゲームでこれ以上に慈悲がなくてヤバいゲームがあるらしいじゃないですか?え?ヤバそう。やめてくれよ

パはグロいことが確定していたのである程度構えれていたんですけど、ノーサンは予想外でしたね。ここまでエグいグロを突っ込んでくるとは思いませんでした。

最近、ノーサンやらBL小説の鬼畜やらで精神ゴリゴリ削られてるな?お?誰だ?俺にこの作品たちを勧めたのは。お前らやんけ!!!!ふざけんなよ!?!!?え?「情緒を殺したいから重いBL作品をおすすめしてくれ」つったのは誰だって?あ、私です。すみませんでした。正解を教えてくださり、ありがとうございました。

これからもBLゲームで情緒を殺し、更なる耐久力をつけるべく邁進致しますので、よろしくお願いします。

え?これ以上のエグBADENDいるかって?

結構です。

それではみなさんまた

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「NO,THANK YOU!!!感想【琉ルート】part1」