【燃え尽きたプレイヤー】「CAGE-OPEN-」感想【矢ヶ崎ルート】part3

どうも、玲威夜です。

今回は矢ヶ崎ルート感想part3です。

前回、CAGE-OPEN-の感想一覧は下からどうぞ

【噂のエンディング】「CAGE-OPEN-」感想【矢ヶ崎ルート】part2

『CAGE-OPEN-』感想一覧

※がっつりネタバレがありますので、ご注意ください。

とうとう矢ヶ崎ルートも最後となりました。

どうやら最後が「ヤバい」らしいので、非常に楽しみでごぜえますよ。おそらく情緒で殺してくると予想しています。たのちみ!

それでは、相庭から「組まないか」と誘われた際に「返事をせずに切り上げ」てみましょう!肯定も否定もしない。そこで変わる運命とは・・・・?

相庭の誘いを断ると、あっけなく帰る相庭。ここまでは拒絶した選択肢と同じ展開です。

変わるのはその後の矢ヶ崎とのやり取りから

紺野は矢ヶ崎と相庭の関係性や矢ヶ崎がなぜ自分に手を出したのか

そこを知りたくて矢ヶ崎さんに聞きますが、当の本人は本当に話したくないみたいで、「お前には聞く権利がない」だの言って一刀両断。そんな脳筋兄貴もびっくりの力業理屈を爆誕させた矢ヶ崎に対し、当然に腑に落ちない紺野も反発します。

紺野はどうしても矢ヶ崎さんと相庭の過去について知りたいようです。紺野は「コインについては協力する。信頼したいから話してくれ」と説得するも、矢ヶ崎は「手放しで信頼できないだけだから信頼するための理由付けに過ぎない」と反論

紺野くんって色んなルートで彼氏の過去を知りたがりますし、彼氏は彼氏側で過去を詮索されるのが嫌だからキレるみたいな展開多いですよね。好きだからその人の過去も知りたい心理は分かりますし、彼氏側の「過去を知ってどうなるんだ」という気持ちも分かります。恋愛って難しいですね。エロゲで恋愛の難しさを語るなんて、まるで童貞みたいですね!ははっ!

根負けしたのか矢ヶ崎が過去を話してくれます。内容については前回とほとんど変わりませんが(母親が生存しているか否かぐらいです)、新情報として「小学生のころ相庭が矢ヶ崎をいじめていた」というものがありました。

前回でも「虐待を受けていたため、学校を休む際に仮病をつけていたら『体が弱い』と定着してしまい、矢ヶ崎がいじめられていた」という情報はありましたが、そのいじめっ子の中に相庭がいたってことでしょうか。

ちなみに当時いじめられていた「フミ君」を紺野くんは守っていましたし、守るために「自分は引っ越さない」という強い意志も持っていましたが、忘れています。前回は途中で思いだしましたが、今回は今のところまだ思いだしてはいません。

無事仲直り(?)もできたところで牧さんに会いに行きます。

余談なんですが、某ギャグエンドのせいで牧さん専用BGMを聴くだけで草が生えてしまうようになった。許さん

牧さんとのやり取りの中で「知ってて準備に手間取ったんだろう」という発言に驚く紺野。確か矢ヶ崎が「牧に聞くか」とかなんとか言って牧さんと接触し、牧さんにコインのありかを聞いたら「俺が持っている」と言われたんですよね。

で、今このシーンで、牧さんがコインを持っていることを元々矢ヶ崎が知っていた旨の発言をされ、驚く紺野ってわけですね。人に説明しながら自分の頭の整理もしています。ブログの有効活用

そんな意味深なやりとりを聞いた後、銃を構えた牧さんと対峙します。

前回は矢ヶ崎が対峙するんですが、今回は紺野くんが「自分の意志」で牧さんの前に出ます。ちなみに牧さんからは「それは本当にお前の意志か?」と問われているんですが、どうでしょう。紺野くん自身、本当に矢ヶ崎さんが死ぬのは嫌で、それは自分が死ぬこと以上に嫌だそうです。でも理由については自分でも理解していない模様。え?どうした、洗脳でもされた?

前回の矢ヶ崎同様、足を撃たれてしまった紺野くん。耐えようとしますが、体が傾いてしまうようです。

(選択肢)

『その場に倒れる』

『踏ん張って耐える』

攻略・・・・いいえ、人の悲鳴が大好きサディストプレイヤーによると「その場に倒れる」→「踏ん張って耐える」の順にエンディングを見ると、この世の全てを呪って天国にいけるようです!よ~~~~~~し!ならそうしよう!go to hell.

その場に倒れると、痛みからか牧へ恐怖心を抱く紺野

そして、もうその場にはいない矢ヶ崎

え?

ああ・・・・・え?望むものを持ってこれない紺野くんに愛想を尽かしてそのまま去ったの・・・・?命がけ紺野くんを・・・・?牧と矢ヶ崎は何をしているのでしょうか紺野への度胸試し?

ところで、後ろを振り向いた際に矢ヶ崎がいない描写を「真っ暗」と表現するのいいですよね。ただの暗闇と紺野の心をかけている感じが・・・・・何なら矢ヶ崎がイマジナリーフレンドで目が覚めた紺野みたいになってて、ちょっと勝手に意味深さを感じて心が躍っていました。幽霊矢ヶ崎みたいな!彼、いつもお化け屋敷にいたしね!!

牧には見逃してもらえましたが、その後もゲームへ参加するも足の怪我が悪化したため気を失った紺野は、自分が気絶した間にゲームが終わっており、結局誰が優勝したかも分からない結末

もう一度、矢ヶ崎さんへ電話をかけてみるも繋がらない

というエンドでした

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

多分次のエンドで全てが分かる。なぜかこのエンドを見て心にダメージを負っている謎も解明できるはず

なぜだ。俺は特にヤバさを見出していないのになぜ焦っているんだ。やはりパラレルワールドで一度このゲームをプレイしているのかそうなのか。一体何がどうヤバいんだ?なあ、教えてくれよ。

ということで気合いを入れましょう

銃で撃たれても踏ん張る紺野くん。プレイヤーも今踏ん張っています。

ここで牧さんは「いつまで骨を追いかけるつもりだ?」と問います。ほ、骨・・・・?なんだ矢ヶ崎さんは既に死んでてその亡霊でも見てるっていうのか。おいおい、イマジナリーフレンド説を本気で信じてんじゃねえぞ自分

後ろを振り返ると矢ヶ崎さんはいます。ひとまず安心

心理戦に勝ったのか、コインを紺野にあげて去っていく牧さんと、コインを手にして矢ヶ崎へ渡す紺野。初めて矢ヶ崎に何かを与えることができ、心底満足している紺野の姿・・・・・う~~~~~ん!健気!健気だけど何だろうこのもやっと感!!!このもやっと感がたまんねえでごぜえますよ!!!

つーか、これも全部矢ヶ崎と牧の約束?芝居だったら、頑張って足撃たれてコインをもぎ取った紺野くんが可愛そうなんですが、そこんところどうでしょう

翌日のゲーム最終日

松葉杖をつきながらゲームに参加した紺野は矢ヶ崎と合流し、例の約束(1.2.3~)を思い出したと告げます。約束の内容の答え合わせをしていると、前から相庭がやってきます。

紺野が相庭から逃げようと矢ヶ崎の手を引きますが、全く動かない矢ヶ崎。そして、紺野の腕を竹刀で叩き、矢ヶ崎と紺野を引き剥がします。

ここで、私は足が不自由な紺野を狙ったんだと思ったんですが、何故か相庭は紺野のことを「コン」と呼びます。

へ????????

紺野も自分のことを「コン」と呼ぶのは矢ヶ崎のみだったため、この状況に「矢ヶ崎が2人いる」と思っています。

相庭は「コンが大事ならお前(矢ヶ崎)が死ね」と言い、紺野の喉に竹刀を突き立てます。紺野は苦しみながら相庭が言った「七川」という名前にざわつきを覚え、理由が「今まで俺が信じていたものが間違いだと教えられそうな気がした」かららしいです。

矢ヶ崎の旧姓が「七川」だってことはラブエンドでも明らかになっています。紺野と矢ヶ崎が遊んでいた当時は「七川」の苗字、それはプレイヤーも共通認識です。一体何が違うってのか。紺野が思っていた「フミ君」は相庭?う~~~~~ん、分からん・・・・教えてくれや!ええやろ減るもんやないし

(以下回想)

『その約束、俺にくれへんか』

『お前は富美雄、俺は文博。俺がフミ君でもおかしないやろ』

俺の心が減ったわ

うわ~~~~紺野くんが言ってた「フミ君」って「富美雄」のほうかよマジかよ。うっそだろお前

ってことはなんや、あれか。文博は文博の意志で紺野くんが好きになったってか?あら、それはね、その、うん、ヤバいね(*^▽^*)

七川は「コンがいなくなるならお前(相庭)で遊ぶ」と言ってますし、文博が紺野くんをいじめ?て、泣いた紺野くんが富美雄こと「フミ君」のところに行って遊んでいたってわけですね。

矢ヶ崎、もとい七川くんは元々キレやすく暴力沙汰も多々あったようで、周りからは避けられていたようです。そんな中、紺野くんは一人だった七川を遊びに誘い、それがきっかけで3人は仲良くなったようです。

なるほど、ということは七川も紺野くんのことは好きだったのかな?

七川「お前が、俺の全てやった」

うせやろ

お、落ち着け・・・・落ち着いてキンタマの数を数えるんだ・・・・1、2・・・・終わってしまった・・・・・・落ち着

七川「親父に殴られる時もお袋に死ね言われとる時も、お前の顔を思い出したら耐えれた」

うせやろ

いわゆる「クソデカ感情」ってやつすかねこれ・・・・・いやまあ・・・・・・うん・・・・・・今までの見たENDの見方が全部変わるよこれは。なんだね一体・・・・・何をどうしたらこうなった・・・・・ああ、だから頑なに過去を話そうとしなかったんだね君は・・・・やっと合点がいった・・・・で、なんだ。相庭は殺意の波動に目覚め、矢ヶ崎へ「何か」を投げて「かぶれ」と言う

そう、それは

白いポリタンク

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

あ~~~~~~・・・・なるほどね。う~~~~~ん!このENDまずいね!!!非常にまずい!!!!俺のSAN値がゴリゴリ減っていくね!!!気持ちがいいね!!!本当に

矢ヶ崎の死が目の前に訪れた瞬間気付く、紺野自身の気持ち

フミ君ではなく、本当に「矢ヶ崎」もとい「七川」自身が好きだと確信しますが、告白する前に相庭からの攻撃に止められ、矢ヶ崎に想いを伝えれない紺野くん

白いポリタンクを頭からかぶる矢ヶ崎の足元には、水の跡。水の檻

『水の檻』

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

水の檻ってなんだてめえ!!ふっざけ・・・・色んなところで「檻」という単語は出てきましたが、ここの「檻」が個人的に一番きつい。あと表現が上手すぎて拍手せざるを得ない。すげえや

そして、流れるように矢ヶ崎がそのまま火を付けて焼身自殺をするんですけど、ここの描写がヤバい。炎で人が燃やされたときの描写が事細かに描かれていて更にSAN値を削るし、ちゃんとスチルが用意されていますので、気持ちよく情緒を殺してくれます。

安心しろよ矢ヶ崎。プレイヤーもCAGEの原液かぶって燃やされて殺されとるで。お前と共に俺らも死んどるから安心せえ

矢ヶ崎が消えた後、紺野に謝罪するフミ君こと相庭ですが、紺野は大事な七川君を殺したフミ君が許せずそのまま近くにあった包丁で刺します。

ゲーム終了後

後日やってきた生存していたフミ君に「もう二度と会いに来ないでくれ」と告げ、一人読書にふけっている紺野

そういえば、矢ヶ崎さんも本を読んでいましたね。どうやら、あの時に矢ヶ崎さんが読んでいた本を読んでいるようです。

矢ヶ崎が読んでいた本

主人公の名前は「文博」

矢ヶ崎さん曰く「ありきたりで、つまらん」とのことで、何度もこの本を読んだ紺野もそれに同意しているようです。紆余曲折を経て、最終的には結婚をして幸せに暮らしている、本の中の「文博」

そんなつまらない本を紺野は大事にしています。

その理由は、

「これは文博が幸せになる物語だから」

END名

『LOVE STORY』

・・・・・・・・・。

・・・・・・・・・・・・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

はあ・・・・・・・・・

個人的な感想

このENDめちゃくちゃ好き

好きポイントが多くて語るの大変なんですが、何と言っても「紺野が死ぬ」か「焼身自殺」を天秤にかけたとき、焼身自殺という最もきつい死に方を即座に選ぶほど、矢ヶ崎は紺野のことが大好きだったってことですね。これはもう分かりやすくデストロイできる燃え要素です。

そしてなんといっても、このEND1つで他のENDの見え方が全部変わることですね。色んなENDでモヤモヤ感を抱いていましたが、こんな衝撃事実が隠されていたんですね。

紺野からすれば「七川」くんは怖いお兄ちゃんで、「フミ君」は優しいお兄ちゃん。当時の紺野くんは「フミ君」が大好きで、23歳になって会おうと約束したのも「フミ君」のみ

一方、七川は紺野のことが死ぬほど好きだったので、懐いていたフミ君に嫉妬して、おそらくこの人生で色んなことをやってきたんでしょう。いや、やべえだろこのEND・・・・・

あ、でもよくよく考えてみると、フミ君にのこのこついていったら紺野くん売春させられましたが・・・・あれ?フミ君?やっぱりもう紺野よりも矢ヶ崎姉のことが好きなのでしょうか。

そう考えると、最期まで紺野を愛し通したのは「七川」だったってことですね。まあ、そもそもフミ君は紺野を恋愛対象とはしていないでしょうし、比べるのはナンセンスなのかもしれませんが・・・・・

昔からずっと紺野に性的欲求を抱いていた七川くん、そう考えると・・・・・いやいや、一度に噛む情報量じゃないんだって。情報過多でプレイヤーは5度死ぬ。

いや~~~~~なんだかんだ言って九条同様、めちゃくちゃ紺野が大好きだった矢ヶ崎さんも結局紺野を殺さな・・・・・・・・

!?

あ・・・・・・・・・・だ~~~~~~~からあれか・・・・・!!!だからTTSでは矢ヶ崎は紺野を殺さなかったのか・・・・・殺すと言いながら殺さなかったのではなく、あれは「殺せなかった」んですね。

あ・・・・・・・!!!!!!ああああ!!!!!ああああああああ・・・・・・一緒に連れて行ってくれる紺野・・・・あああああああああああ!!!!

TTSはラブエンドです。

本当にありがとうございました。

既プレイ勢が口を揃えて「TTSはラブストーリー」と言っていた意味が理解できました。そんなことある?たった一つの情報で、これだけ見える世界が違うことある?新発見ですよこれは。

プレイヤーから「頑張れ」「死ぬぞ」と言われてきましたが・・・・あ、大丈夫です。無事にぶち殺されました。全然余韻が抜けないですね。

僕、矢ヶ崎文博紺野イマジナリーフレンド説を唱えたときに、お化け屋敷云々言ってたんですけど、あれも割と意味があるんじゃないかって思います。

補足すると、矢ヶ崎と紺野はゲームフィールド内にあるお化け屋敷を集合場所としていました。なので、大抵矢ヶ崎さんはお化け屋敷付近にいました。

一方、相庭は暗闇の中から突如として姿を現わすシーンが多く、僕の記憶が正しければ外灯や月の光で照らされていた描写が多々ありました。

これも本物と偽物を比喩していたのでしょうか?考えれば考えるほど、頭がパンクしそうです。助けろ

矢ヶ崎ルート、プレイしたほうが感想記事読むより5000倍ぶち殺されるので、未プレイ勢はぜひリメイク版でぶち殺されてください。

by.プレイヤーの悲鳴を聞いて酒のつまみにするプレイヤーより

以上、矢ヶ崎ルートpart3でした。

既プレイ勢おすすめ順で攻略したんですけど、確かにこれは大正解。情報提供ありがとうございました。おかげさまで、大変楽しくプレイすることができました!

実は当方、今副読本を読み終えました。副読本面白いですね。微妙に解釈できなかったところとか、結局あれはなんだったんだという疑問点が結構解消されました。こちらについては、また別途で書きたいと思っているので、今日は取りあえずこのへんで

俺は止まらねえからよ・・・・・・

CLOSEやるぜ!!!!!

じゃあな!お前ら!!!!

それではみなさんまた

P・S ルート感想については、CLOSEを完走してからまとめて書きます。

CLOSE始めました

【壊れた主人公】「CAGE-CLOSE-」感想【共通冒頭部分】

OPENのまとめは下からどうぞ

【BLゲーム】CAGE-OPEN-感想【各ルートまとめ】

CAGE-OPEN-

Posted by 玲威夜