【Webオンリーイベント作品】改めて書くParadise感想【俺たちの楽園】

このたびは、当サークルへお越しくださいまして、誠にありがとうございます。当サークル兼ブログ管理者の玲威夜(れつや)と申します。

今回はParadisの感想を書いていきます。

当ブログでも感想はたくさん書いてきましたが、今回はまた総集編ということでParadiseの好きなところを改めて語りたいと思います。

<注意事項>


1.当方は「Paradise」「Paradise結」をプレイ済み、「Paradise極」は未プレイです。

そのため、Paradise極で解決している問題について提示する場合がございます。あらかじめご了承ください。

2.既プレイ前提のネタバレ

ネタバレの配慮は一切ございません。
「Paradise」「Paradise結」の2作品をプレイした体で書いていきますので、よろしくお願いします。

3.下ネタあり

流れるように下ネタを吐きます。苦手な方はご注意ください。


前置きはこれぐらいにして、本題へと入りましょう!


1.Paradiseの登場キャラに関する感想

<アヅマ>

アヅマくんは自己肯定感が著しく低い印象を受けました。

現代でも自己肯定感が低い人はたくさんいるし、むしろそっちのほうが多いので違和感はありませんでしたが、BLゲーム主人公にしては珍しいと思いました。

数多のBLゲームをプレイしているわけではないので一概には言えませんが、BLゲームの主人公ってどちらかというと前向きでポジティブなキャラが多いイメージでした。仮にポジティブじゃないとしても、「自己肯定感が低い」キャラは少ない印象です。

アヅマくんは作中でも「俺なんか」「少しでも力になれたなら」と献身的な言動が多かったんですが、まさかこれが「スパイス」になるとは思いませんでした。

彼のこの自己肯定感の低さというのは、家庭環境が影響していると考えられます。あの劣悪な環境下、親からの愛情を一切受けず、ゴミ当然の扱いを受ける。自己肯定感が地に落ちるのも納得です。

しかし、ここで終わらないのがParadiseの真骨頂だと思います。
私は「幼少期の影響で自己肯定感が低い主人公」で終わっていたら、言い方悪いですが正直「ふーん」で終わっていたと思います。

自己肯定感が地に落ちて絶望すると、最終的に人間は自ら死を選んでしまう。これは自分を責めてしまう人の特徴です。

逆に、そういった憎しみが自分ではなく、相手に向く人もいます。こちらは最終的に相手に危害を加えるパターンだと思います。

しかし、彼は「自己肯定感が低い」ですが、憎しみは「相手」に向きます。

例えば、ホンゴウから殺されそうになったシーン

彼は途中まで「俺が死ねばいい」と考えますが、突如吹っ切れたかと思えば一転して「なんで俺が殺されないといけないんだ」「お前が死ね」と、最終的にホンゴウを殺します。

彼は「他人の都合で理不尽に自分が加虐されると猛反撃をする」という側面を持っています。これも、幼少期に彼が実の弟に手をかけたことで生まれた性質だと思います。一度一線を越えたことで、何としても生き残ってやろうという強い意志が芽生えたのだと感じました。

私はこの「2つの顔」を持っているアヅマくんが非常に好きですし、かなり魅力を感じます。

さきほど言っていた「スパイス」というのは、日常生活の「自己肯定感が低い」彼を見ることで、この攻撃的な一面を食らった際のギャップで殺されるわけです。プレイヤーは二度死ぬ。

こんなキャラ、中々いない。しかもそれをBLゲームの主人公に落とし込んでいる、到底できる技ではないと思います。脚本どうなってんだ。

Paradise全体に言えることなんですが、キャラの性格とそれを形成する過程が作りこまれていて感動しますね。BL作品そこそこ見てきましたが、中々こういった作品には出会えません。

以上、アヅマくんの燃えポイントでした。

さて、ここからはそれ以外の好き好きポイントを書いていきます。

1.彼氏に尽くすところ

彼はどの彼氏と結ばれても献身的に尽くします。彼のお相手は全員キャラが濃いですからね。彼ほど懐が広くて包み込むどころか一緒に崖から飛び降りてくれる人は中々いないんじゃないでしょうか。

2.彼を最後まで信じるところ

彼は猜疑心に悩まされていても、最終的には彼の味方をしてくれます。仮に彼を疑ったとしても(BADEND)、心のどこかでは気にかけてくれますし、本当に嫌いになったりはしていません。結末はBADだとしても、アヅマはずっと彼を気にかけてくれます。優しいですね。

3.「加虐心を煽る人物」というところ

本作でも言われていましたが、ちょっと危ういというか、かっこいいのに可愛いというか、言葉で表現するのが難しいんですが、そんな魅力を持っています。可愛いものをいじめたくなる、そういった人の心をくすぐるのが彼の特徴です。

こんなBLゲームの主人公がいてたまるか。

そりゃあBLゲーム主人公部門で1位取るわ

<ミツギ>

Paradiseの天使ことミツギお兄さんですね。彼に落ちた人、非常に多いんじゃないでしょうか。

確かにカッコいいですもんね、彼。ああいう見た目のキャラってチャラかったりクズが多いんですが、ミツギは終始合理的で落ち着きのある人物です。

その見た目と中身が組み合わさった結果、絶大な支持を得ている人物だと思います。

以前別の感想記事でも触れましたが、彼って恋愛作品においてはとても珍しいキャラだと思います。

なぜなら「感情面」を重視する恋愛において、彼のような論理的特化型のキャラは不向きだからです。

感情的になって流されるとキャラがぶれます。しかし、キャラを貫こうとすると理屈ゆえに感情を抜きに行動するので、消費者側にウケなかったりストーリー構成の難易度がぐっと上がると思います。

そこは「Paradise」という「極限状態」の舞台を用意することで、合理的なキャラを輝かさせつつ、「アヅマ」という体の相性が抜群の「感情を抜きにセックスできる(本能的に求め合う)」関係性を付与することで解決しています。いや~~~~お見事ですね!

私はParadiseをプレイしている最中に1つ考えていたことがあります。

それは「この舞台ではプレイヤーから愛されるミツギが、日常パートで愛されるのか」ということです。

さきほど述べたことと重複するんですが、彼の冷静沈着で理屈で物事を考える性格というのは、無印のサバイバルでは輝くんですが、日常生活になるとどうなるか。

パ結をプレイしているとやはり亭主関白気味?というか、なっていましたよね。効率を重視するので、ついつい相手に雑務を押し付けたり部屋の片づけはしないなど、俗に言う「ダメ男」の臭いが一気に増しました。

それもミツギくんのギャップとしてプレイヤーがかみ砕けるのが、Paradiseのすごいところです。

「無印→結」という段階を踏んでいるからこそなせる業であり、仮に通常時の恋愛(日常生活の恋愛)である「Paradise結」からミツギに入ると、初手からミツギの亭主関白っぷりがさく裂するので、また受ける印象が変わるかと個人的には思いました。

改めて考えると、このミツギがあの状況下で船ではなくアヅマを選ぶ・・・・・う~~~~ん、燃え!!!このかみ砕いて実感する燃え!これがたまらない!!!だからBLゲームが好き!!!!

さて、ここまで色々書いてきましたが、ミツギのことが好きか否かと問われれば

好き

というか、Paradise全員好き。いわゆる「箱推し」ってやつよ。こんなゲームはじめて。

それでは、ここからはミツギの好き好きポイント!

1.合理的なところ

ミツギと言えばこれ!というぐらいには、彼は理屈的な人間です。散々色々言ってきましたが、私も無印の際には彼に何度助けられたことか。それぐらいには彼は輝いて見えた。救世主ミツギ。お前、船も作れるんだってな。万能過ぎて崇拝する。

2.優しい

なんだかんだ言って優しいです。船よりアヅマを選ぶし、アヅマが死んで泣いてくれた唯一のキャラですし、食中毒で阿鼻叫喚と化していた時もお世話していましたしね。えらい。面倒だと放っておかずに責務を全うする人間の鑑

3.ドSなところ

私はドS兄貴好きなので、ビビッときました。ミツギくんはドSです。普通いきなり人を池に突き落としたりしないです。ましてや、落ちたアヅマをニヤニヤしながら見ないです。普通いきなり人を縛ってちんちん踏みつけないです。

あ、ちなみになんですが、金玉じゃなくてちんちん踏んでいる時点でめちゃくちゃ優しいです。上記で言っていた彼の「優しさ」が、ここでもまた垣間見れましたね。

ん?

<マツダ>

※マツダの話は他記事で詳しくしているので、重複する部分がかなり多いです。既に内容を知っている方は飛ばして結構です。

別名貯蔵庫管理兄貴。もう俺が管理するからお前は黙ってろつって拳で解決した男ですね。やはり力こそパワー

最初は頼れる兄貴分でツアー参加者、プレイヤー共々喜んでいたのに、貯蔵庫管理を管理しだした途端すべてが一転するあの温度差が好きです(悪趣味)

個人的な考えを言うと、時には力でねじ伏せることも大事だと思います。ああいった命の危険が隣同士かつ輪がぐっちゃぐちゃになったらそれこそ全滅するので、手っ取り早く力で統一させたって話ですよね。まあ、マツダさん暴走し過ぎてみんなとの溝が深まったんですが。やはり力に頼っては駄目(爆速掌返し)

それでもマツダ本人は、食料を取ろうと夜な夜な釣りをしたり、食料の管理もちゃんとしていましたね。どこまで不器用なんでしょうか。

幾多のBL作品で数多の不器用BOYを見てきましたが、彼ほど不器用な人間は中々お目にかかれません。確実に上位5位以内に入る不器用BOY

伝説のド性癖ENDである「全ての幕引き」を作り上げた男でもあります。

余談ですが、このENDにぶち当たった結果、アドレナリン過多でまったく寝れず、ぶっ通しで記事を書いて徹夜で仕事に行ったという、エナジードリンクの5000倍の効果を得たENDでございます。眠い時にお試しください。

「ストーリーの流れ」で言うと上記のENDが一番なんですが、「マツダ個人」で見ると「一人ぼっちの王様」が好きです。

事故とは言え好きな相手を刺してしまったのに、嘆きも動揺もしない彼に興奮していたんですが、そのままアヅマを自分の部屋に連れて行ったところで無事プレイヤーも死にました。本当にありがとうございました。

やはり言葉ではなく行動で愛を示す男は最高やな!愛も深いけど闇も深い!!!美味しい!!!

マツダの攻略を見ると、

「マツダにデレつつマツダ以外に頼る」→「全ての幕引き」でマツダが全員殺す

「マツダに冷たくしつつ孤立させる」→「一人ぼっちの王様」でマツダがアヅマを殺す

たまらん。マツダの好感度で彼がアヅマのために周りを殺すか、はたまた彼に殺されるか。前者は「自分だけ」殺されないし、後者は例え事故であっても「自分だけ」殺され、「殺しちゃったけど連れて帰るか~」というところに、彼の好感度の差が滲み出てる。

この選択肢によって相手からの扱いが変わるのはBLゲーム共通ですけど、本当にこの差を嚙み砕いて悶えるのが好き。特にマツダのBADはどっちに転がっても美味しい。ノーリスクハイリターンの神選択肢です。本当にありがとうございました。

BADENDばかり書いて申し訳ございませんでした。

もちろんデレて一緒に本土へ帰り、アヅマと釣りしたりドリフトしたりオムライスを食べたがるマツダ兄貴も好きです。

それでは、ここからはその他マツダの好き好きポイント!

1.某アプリのサムネイルが魚

絶妙におっさん臭くて好きです。無論褒めてます。釣りが好きなのは分かっていましたが、まさかアイコンが魚とは・・・・おっp…..おっぱげた!

2.いやがらせがしょうもない

パ結オギノとの一連のやりとりでは、嫉妬を隠すどころか前面に出し、極めつけは踵を踏むというクッッソしょうもないいやがらせをしていた彼。営業のエースでも恋愛ではビギナーなんだと思いました。童心を忘れない立派な大人ですね!

3.心配性

アヅマの危なっかしい行動に声が裏返って心配しているところが死ぬほどツボ。あんなん笑うやろ。保護者感が凄まじい。お前も散々危ないことしてるのに、アヅマは駄目なのか。

お父さんかな?

<タカラ>

個人的に一番好きな発狂をしてくれた人物です。

タカラは分岐によっては「本物の黒幕」になるし、「黒幕になろうとしたものの人間の心を取り戻した青年」にもなる、無限の可能性を秘めたBOYだと思います。どのような変化を遂げるかはアヅマくん次第です。

拒絶すれば吹っ切れて暴れますし、受け入れればデレて無人島から解放してくれます。可愛いよ。人情に溢れているよタカラくん。

パの感想時にも触れたんですが、僕、タカラくんでめちゃくちゃ好きなポイントに、「殺そうとしている人物たちと同じ土俵で戦う」というものがあります。

例えば、飯を食わないところ。正直黒幕なのでいくらでもズルはできるわけです。島に飯を隠しておいて、自分だけ食うってことも彼なら可能です。

確かに飯が食えず発狂する演技なんて簡単にできないため、バレないために自ら同じ境遇に立つのは一種の作戦だとは思いますが、それでも命の危機に直面するぐらい飯を食わないようにできるかって話ですよ。マツダルートの彼、もう半ば発狂していましたよね。

ここまで読んで「同じ土俵つっても電波が入る携帯持ってたやんけ」と言われたらそうなんですが、かといって、彼は自分だけが有利になるような用途で使った描写はなかったですよね?

自分だけ助かるように応戦を要求したり、食料を調達したり、そういった行為は少なからず見受けられませんでした。

そこが好き

あくまでも彼は「島にあるもの」で、黒幕として彼らと対峙していました。倉庫にあった斧を武器にするし、飯も島にあるものだけだし・・・・え?薬?人肉?そりゃあお前、それは持参だからフェアだよフェアフェア!

立ち回りも上手いな~~~と思っていました。人の心を動かすのがお上手ですよタカラくん。

しかも、他ルートでは最後まで「自分は黒幕だよ!」って言いませんからね。なんか普通言っちゃいそうになると思うんですけど、彼は死を目の前にしても決して言いませんでしたよね?それがいいんですよね。安易にバラさないし、バラすときは吹っ切れたときか、ゲームを持ち掛けたときのみ

結局何が言いたいかというと、自分を「黒幕」だと気取っていないというか、あくまでも自分も「参加者」として復讐を行う姿勢が好きだって話です。

そんな気取っていない黒幕が好き

なのに発狂すると一番エグいことをやっちゃうのは「黒幕」感が出てすごい好き

私のような中二病患者は、彼のようなしれっとしている強者に魅力とリスペクトを抱きます。

好きです、タカラくん

その他タカラの好き好きポイント!

1.ギャップ

あの見た目であの力、大食い、冷静、あざとさを兼ね備えたギャップボーイです。私はラブデス様によって童顔ギャップボーイが大好きなので、無論タカラも好きです。性癖もどして

2.苦労人

作中でお分かりの通り、彼は一族のしがらみがあるので色々苦労しています。その上、人肉を食べる行為についても「そういう血筋だからしょうがない」と割り切りつつ、格闘している描写もありました。そんな苦労を表に出さず、少しの愚痴だけで被害者面しないタカラ兄貴が好きです。

3.万能

パ結でヘリ操縦してましたし、頭脳戦もしてましたし、無論拳でも戦えますし、タカラくん、なんでもできます。自分が怪しまれないような演技や立ち回りも上手ですよね。それをしれっとやってのける感じが堪らなく好きです。

以上、キャラクターについてでした。

2.ストーリーについて

〇斬新なシナリオ

Paradiseですごいなと思うのが、ストーリーなんですよね。

BLゲームの男って大体ろくでもな・・・・・失礼、闇を抱えた人物が多いと思います。Paradiseも例外なく該当するんですが、僕が思うに闇を前面に出す作品って少なからず「免罪符」が用意されているイメージです。

Paradiseにそんなもん

ないです。

そこがめちゃくちゃ好きなんですよね。

Paradiseのような「善人だと思ったら実はとんでもない奴だった」展開はあるあるだと思います。でもその後は大抵好感度が上がるような出来事があります。

例えば、優しい彼氏かと思ったらクズだった場合、そのクズっぷりで好感度が下がります。

しかし、ストーリーが進むにつれ「本当は優しい」「クズは偽りだった」「主人公にデレる」などといったギャップを利用した好感度上昇イベントがあります。

Paradiseにそんなもん

ないです。

人によっては「何言ってんだこのクソ童貞!!!好感度が上がるイベントがあっただろうが!!!」と思うでしょうが、ゴリゴリの主観で言わせてもらうと、上記で述べたような「あからさまに分かりやすい好感度上昇の免罪符イベントはない」と思いました。

もちろんかみ砕けばデレてますし、実際私も好感度は上がりました。タカラとか。

ちなみに例外はミツギです。彼は他キャラと異なり「ヤバい奴かと思えば、割とまともな奴」という逆張りなので、彼のみスタートで好感度が下がり、以降は上がり続けます。

あ、ポイントは「割と」です。冷静に考えて、池から突き落として笑うドSが「まとも」だとは言えない。

Paradiseというゲームは好感度が下がった後の救済処置どころか、ここからが本気だと言わんばかりに好感度が下がるイベントをモリモリ持ってきます。てんこ盛り。ありがとう。俺は人間のきたねえ部分が露呈する作品が大好きなもんでな。有難く頂戴します。

でも仮に自分がシナリオを考える場合、確かに好感度を上げる要素は入れたくなる。なぜなら、これは「BL」だから。

2人は結ばれるんです。

結ぶためには「CPキャラ双方が互いに好きになる理由付け」と「作品を読む側が納得する形で結ばなければならない」と意識してしまいます。このことから、好感度上昇イベントが介入するのはごくごく自然かなと思いました。

それをぶち壊すシナリオよ。最高かて。しかもこれがプレイヤーに刺さっているから面白いですね。不思議ですね。

人はみな、人を好きになる部分は違う。周りの価値観に捕らわれるな。好きになもんは好き。恋愛の形とは無限である。

それをParadiseは証明した。

そういうことです。

〇劣悪な環境とBLの掛け算

Paradiseをプレイしたことあるみなさんは、プレイ中に「怒り」を感じたことでしょう

色んなベクトルの怒りがあると思いますが、まず挙げられるのはキドやウチムラといったサブキャラたちの暴挙に対してです。

「マツダがそんなことするわけないだろ!」「お前何勝手に盗んでんだ!」「でたらめ言うな!輪を乱すな!!!」

私もプレイ中は幾度となく思いましたし、こういったベクトルのストレスを感じさせることに成功している製作者側に対し、勝手に悔しがっていました。くっそ~~~~覚えてろ(?)

しかし、我々は彼らを批判できるのだろうか。多分できない。

私たちプレイヤーは、食料がある屋根の下で命の危険に晒されていない状況かつ、神様視点で画面を見ているだけです。

キドやウチムラも序盤では「キャンプ好きな気さくなツアー参加者」という印象でした。

劣悪な環境下で化けの皮が剝がれたのか、はたまた彼らも知らなかった一面だったかは分かりませんが、それほど環境で人間は左右されます。

こういった視聴者の胃が痛めつけられるようなクローズドサークル作品は映画や小説でもあると思いますが、私が伝えたいのはこれを「BL」でやってのけたっていう凄さね。BLでこれやるかね?すごいね。最高だね。

そのクローズドサークルの舞台もさることながら、LOVEに落とし込めるシナリオがすごい。

そもそもストーリーの展開が割とリアルでストレスのかけ方がエグい。BL作品だってこと忘れそう。

まあ、キドとウチムラはデキていましたけど

あ、これやっぱりBLだわ

登場人物が複数人いるなら、余すことなく結ばれる。これがボーイズラブという世界です。

しかし、この関係性は性欲が突っ走ったのか、はたまた本当のLOVEだったかは彼らだけが知る世界――――

Boys Love……

総括すると、人間関係のストレスを味わいながら、彼らに待ち受ける試練、歪んだ愛、関係、それが全て交わることによって初めて成立する「燃え」がParadiseの醍醐味であり、他クローズドサークル作品では味わえない良さがあると思います。

以上、この絶妙なバランスで成り立っている味わい深いBLゲーム「Paradise」が好きなプレイヤーによる感想記事でした。


記事は以上となります。最後まで読んでくださりありがとうございました。

自分の気持ちを言語化させるのにかなり苦戦しました。100%は伝わっていないと思いますが、2%ぐらい伝わってもらえたら嬉しいなと思います。

こちら以外にも、当ブログではParadiseの感想記事をアップしております。覗いていただけますと幸いです。

「Paradise」感想記事一覧

「Paradise結」感想記事一覧

作品を手に取って、ここまで読んでくださり本当にありがとうございました。

Paradiseに幸あれ

それではみなさんまた