スロウ・ダメージ感想【藤枝ルート】part3

ニトロプラスの許可の上でニトロプラスの著作物を引用しております。
これらは他への転載を禁じます。

どうも、玲威夜です。
藤枝ルート感想part3です。今回で最後です。
この記事は続きですので、前回の記事は下からどうぞ

スロウ・ダメージ感想【藤枝ルート】part2

『スロウ・ダメージ』

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※がっつりネタバレがありますので、ご注意ください。

euphoriaへ向かった藤枝とトワは館の中を探索します。
老朽化が進んではいますが、館内はかなり広く全盛期はそれは豪華だったんだろうなという印象ですね。
藤枝は1、2F、トワは3F、最上階を探索します。
トワくんはピッキングが出来るので鍵がかかっている部屋でも開けることが出来ますが、1室だけカード式で開けることが出来ませんでした。


そして探しているうちにとある部屋を見つけます。
見た目からして完全にフラグが立っているヤバそうな扉でしたが、トワはその部屋の中へ入ります。
暗くてよく見えませんでしたが、ライトを照らして中を探索するトワですが、
部屋の一部が見えた途端、発作を起こし立てなくなります。
そしてトワは昔の記憶をとうとう思い出します。

その後、駆けつけた藤枝は苦しんでいるトワを支えつつ「大丈夫か?」と問います。
その言葉にトワは嫌悪感を覚え、やめろと言います。
トワくんは前もタクから「大丈夫か?」と言われた際、
物凄く気分が悪くなっていたので、どうやらトラウマのようです。

トワは過去について藤枝に伝えます。
1つは、自分は昔この部屋で客を取らされていたとのこと。長い間この部屋にいたようです。
というか、この部屋本当に全体的に赤黒いんですよね。
こんなところにずっといたら頭おかしなるで
要するに母親は実の息子を「商品」として扱っていたわけです。やべえよやべえよ・・・・・
なので生稲、浅倉、桐原が切った子どもというのもトワだったわけです。
で、数年後にその3人の欲望を叶えると・・・・なんだよそのカルマやめろ

もう1つは、トワが「妹」だと思っていたのは実は「妹」ではなく「ユズキメイ」だということ。
実際にトワに妹はいなかったんですね。そしてその「ユズキメイ」は藤枝の妹でした。
メイちゃんが持っていたぬいぐるみこそがトワに送られてきたうさぎのぬいぐるみだったわけです。
なので藤枝はこのぬいぐるみをトワから盗みました。

そして「大丈夫」という言葉は母親がトワによく言っていた言葉で
トワが「仕事」で怖がったり嫌がったりすると母親は「大丈夫、大丈夫よ」と言い、
仕事を続行させていました。く、狂ってるよ・・・・
なのでトワくんはこの「大丈夫」という言葉を聞くと情緒不安定になるんですねそりゃそうだ
そして、唐突に始まる心理パート
ここでプレイヤーは全員セーブしたことでしょう。

ここの心理パートですね、1つでもネガティブを選択するか
発言をしようとするとBADENDに行くんですよね。
で、僕は発言をしようと選択したんですが、
どの発言を選んでも全てトワは声を出すことが出来ずに終わります。
「あ、これヤバいのでは」と思ったらトワが完全に呑まれてしまって
「お母さんの言うことを聞かなきゃ仕事しなきゃ」と
立ち上がり最後に「母さん」と一言言って終了します。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

この母親に操られて終わるENDはかなり精神的にきますね。これから先耐えれるかな・・・・・・
なんて唐突に不安が込み上げましたが、プレイ続行です。
この心理パートのトワくん、言葉にしたいのに全く声が出なくて
頑張って藤枝に伝えようとする姿が辛くて「頑張って!!!」と応援した人もいるはず俺はした。

トワは母親から商品として扱われ全てを諦めていた時にメイちゃんから一緒に逃げようと言われます。
トワはその話に乗り、2人で逃げだそうとしますが見つかってしまい連れ戻されてしまいます。
トワは痛めつけられて済みますが、それから一切メイちゃんは姿を現さなくなります。
このときからトワは母親に対して「怒り」というのを覚えるようになります。
メイを母親が消したことによりトワは怒るわけです。

全てを聞いた藤枝は虚無状態になり、その後トワは館を後にします。
トワは今まで自分の生死に関心がなく、死んでしまったらそれで構わないと思っていましたが、
今回過去を思い出し、メイが死んだことによって自分が生きているのならば本当に自分が生きている
意味があるのか?と揺らぎだします。この一連の出来事で完全にトワくんは病んでしまいます。

トワはどうすれば自分が苦しむか考えます。
そして薬物依存の男たちにあえて声をかけ、無理やりするよう誘います。
複数人にまわされた上、何度も暴行を加えられ大変痛々しい状態になるトワくんですが、
それでも罪悪感はぬぐえません。
ここまでして駄目なら本当に死ぬしかないと考え、トワは自殺する道を選びます。
ここで「もしかしてBADENDに分岐したのでは・・・・」と不安になったのは僕だけじゃないはず。

自室へ戻り自分の描き上げた作品で円陣を作り、その中心に立ちオイルを被るトワ
そしてライターを付けたところで藤枝くんがトワの元へ来ます。
待ってたぞ藤枝ありがとうお前の彼女を慰めてやってくれ

藤枝はその異常な光景からトワが何をしようとしたか察し、生きるように説得します。
ここの説得、めちゃくちゃいいシーンなんですよね。もう藤枝が藤枝していてとても良かったです。
元々ない語彙力がゴミと化していますが、それぐらい本当にこのシーンは良かったです。
メイは命をかけて助けようとしてくれていたのだから
メイのことを想ってくれるなら生きてくれ、絶対メイも喜ぶから
とトワへ優しく言ってくれるんですね。はい、彼氏の鑑
(実際はこれの何倍もいいことを言ってます)

 ©Nitroplus

ここの説得されているトワくん、かなり弱弱しくなっていて藤枝の言葉に頷いた時は
何とも言えない親のような気分になりましたね。伝われこの気持ち

その後、オイルまみれのトワを洗うためお風呂へ行きます。
風呂で大人しく藤枝に洗われるトワ
このちょこちょこ出てくる藤枝の兄要素いいよね(1人っ子並)
髪も体も洗ってもらえるなんて良かったねトワくん
すると男たちにまわされた際の精液が体からこぼれだします。
藤枝はトワが何をやったのか知り「もうやめろ」と言い、精液を掻き出し始めます。

あ、これBLの王道じゃん(初心)
このゲーム、世界観が狂っているから逆にこういう王道シーンがくると
新鮮というかわくわくしちゃうんだよね。
ケツに指入れて掻き出すだけで済むわけねえよなあ!?なあ!?
その後は掻き出される行為にトワが感じたり
トワがシャワーを藤枝にも浴びせて2人とも全裸になったり、
藤枝の体の傷をトワが「愛しい」と思って触れたり・・・・・いや待て絶対ヤる流れだろこれ
もう全裸の男が2人でお風呂は役揃っただろ
そんな童貞を完全無視し、藤枝はトワにキスをし出します。

 ©Nitroplus

素晴らしい。そう、モブはこれを待ってたんだ。
生きてくれと願ってくれた藤枝と心を開いたトワが結ばれる時をモブは待ってたんだ。素晴らしい(2度目)
ここで藤枝とトワずっとキスするんですよね。はえ~~~~~ラブラブか~~~????
俺はな、お前らイケメン達がイチャつくだけで幸せな気持ちになるんだいいか好きなだけやってくれ

その後、風呂場を出てキスをしながらベッドへ行く2人
いやお前・・・・ああ・・・・幸せだ(モブ並)
王道中の王道のラブラブシチュエーションなのにこんなに幸せな気持ちになるのは・・・・
2人が結ばれるまでの過程もそうだけど「スロウ・ダメージ」の狂気の世界観で
この状況が生まれたことに対する感動なのではないか?と1人で浸ってましたよ僕は

あと完全に僕個人の話になるんですけど、トワくんって基本的に痛みを伴うセックスが好きなので
性感帯がどうのだの前立腺だのそういうのなかったんですよね。
僕としては痛み以外で感じているトワくんは性癖にぶっ刺さるので
そういう超王道展開来ないかなと密かに期待していたんですが、
藤枝がトワの中を探るように腰を動かし始めるんですよね。

・・・・・・・・・・・・も、もしや

藤枝がある一点を突いた瞬間感じるトワ
そして「当たったか?」と聞く藤枝

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

ありがとうございます藤枝様

本当にテンションが上がりすぎて数分クリック出来ませんでした(ずっとログ読んで悶えてました)
で、期待通り弱いところを攻めまくる藤枝と感じまくるトワ
同志のみなさんなら僕の気持ち分かってくれると思います。

そんな幸せなセックスをした後、服を着た藤枝と全裸であぐらをかいているトワは語りだします。

 ©Nitroplus

いやトワくん服着なさい。

セックスの感想を聞かれ「気持ち良すぎて怖かった」と言うトワ
気持ちいいセックスが出来て良かったね!
藤枝の実の妹の名前は「柚木愛衣」ならば藤枝の苗字が違うのは両親が離婚したのかとトワが聞くと
「藤枝涼」というのは偽名で本名は「柚木湊(ゆずきみなと)」だと告白する藤枝
みんな偽名だったわけですね。
藤枝は両親から虐待されており、両親と同じ苗字を名乗るのが嫌で偽名を使っていました。
なので、藤枝の体の傷は虐待によるものです。
父親が女を作って家を出てから母親からの虐待が酷くなり、一刻も早く妹と家を出ようと考えていた
藤枝は何とかお金を手に入れようと寝る間も惜しんで働きます。
お金が貯まったら家を出ようと考えていましたが、ある日妹を母親が里子に出してしまいます。
それを知った藤枝はすぐ家を出て妹を探しますが見つからず、貯めていたお金も底を尽きてしまいます。
その時、拾われた女性の元で世話になりながらホストと勉強を並行し、検察官になったという流れです。
ちなみに検察官は個人で中々動けない為、弁護士へ転職したそうです。凄すぎィ!!!
全部妹を見つけ出すために頑張っていたわけですね。
藤枝の場合、妹を見つけるという目標があったためなんとか前へ進めていましたが、
そのような目標がなかったトワは何もかも諦め、今のような状態になっています。
なので、自分も目標がなければそのようになっていたかもしれないとトワに言います。
なんか色々考えさせられちゃうね。でもその前にトワくんは服を着なさい。

そして、その後はトワの母親が入院していた際に
看護師として勤めていた女性にタクが話を聞いてくれて
トワの母親のお世話をしていた男性の存在を知ります。
このとき、タクはトワが過去を知ろうと頑張っているのならと力を貸してくれるわけですね。
(藤枝が動くと鷹郷組にマークされるのでタクが協力してくれます)

聞いた瞬間「榊だな」と思い、トワはレイと共に榊の家へ話を聞きに行きます。
藤枝は榊の家の前で待っておくことになりました。
レイは父親の借金のこともあり、榊と連絡を取っている状態でしたので、
ここでレイと一緒に家へ向かったんだと思います(詳しくはレイルートで)

榊の家へ着くとここでで待ってろと部屋に通されます。
そして扉が開き出てきたのはエイジ

・・・・・・・・・!?

いや待てこれなんかフラグ立ってないか
そしてエイジはガスマスクを出します。あ、フラグ完全に立ったわ逃げなきゃね2人とも
嫌な予感がするというトワ。いやだから逃げろって
いくら言ったところで干渉出来ないモブ男の言葉も虚しくエイジは毒ガスを撒き、
動けなくなったトワを攫います。

車に乗せられ、手荒な真似をしたことを謝罪するエイジ
エイジは新神海が大好きだと述べ、とある榊の計画に協力したと言います。
そしてサングラスを外すエイジ
お、お前ここにきて素顔現すんか可愛い瞳しやがって

その後、気を失ったトワが目を覚ますと例のeuphoriaの一室へいました(幼少期のトワの仕事部屋です)
手を縛られ寝そべっているトワ
すると母親の声が録音されたテープが流れだします。

仕事をする前のトワと母親のやりとりが流れ出しトワは発狂&発狂
そして榊が姿を現しました。
この時、ヤバい!早く来て藤枝君!!!とプレイヤー全員が願ったと思います。

榊の計画は「第二の摩耶を誕生させる」といったものです。
第二の摩耶は勿論実の息子であるトワのことです。
要するに「お前が摩耶になるんだよ!!!」ってことですね。
この計画は榊曰くトワの趣味であった「euphoria」で死人が出たら実行させようと考えていました。
なので、chapter0の吸血鬼の話は狂気エンドで吸血鬼の男が死んじゃったってことですね。
また、榊は過去を「トワ自身」で暴いていくことにも重きを置いていたため、
この2つが揃った今この計画が完全に実現したとのことです。
そして荷物を送ったのも生稲、浅倉、桐原を殺したのも榊だということが判明
ちなみに殺した理由はそのほうが演出できるからです。
榊は最初藤枝がトワに近付いた際、過去を思い出す手助けになればいいだろうと流していましたが、
藤枝がメイの兄だと知ると焦ります。

生前の摩耶が残したトワへのメッセージが流れ出し、
「私とあなたが力を合わせればこの世界は思うがまま」みたいなことを言っていました。
要するに他人を操って自分たちの思い通りの世界を作ろうぜって感じですね。なんだよこのサイコパス
しかしメイによってトワは母親に対して怒りを覚えます。
なので摩耶はメイを「悪魔」と呼んでいました宗教かな?
摩耶はトワに本当の幸せを教えてほしい、
第二の摩耶として生きてほしいと榊にお願いしたみたいです。

榊はかなり摩耶を崇拝しており、一言で言うと「信者」ですね。
摩耶が死んでから新神海はダメになった摩耶のためならなんだってするという榊
そして榊は「お前が摩耶を殺したも同然なんだからお前に拒否権はない」と言われます。
困惑するトワですが、その言葉によって記憶が蘇ります。

トワはメイが消えた後、母親に対して反抗します。
怒った母親はナイフでトワに襲いかかり、必死にトワは逃げて最終的に階段から母親を突き落とします。
全てを思い出したトワは発狂
トワくん連続で記憶思い出して大丈夫かよ・・・・キャパオーバーなのでは?

第二の摩耶計画のためトワを部屋から連れ出し廊下を歩いているところで藤枝登場
待っていたぞ藤枝

藤枝と榊のバトルが始まり、腕を銃で撃たれた藤枝が不利になってしまいます。
そして藤枝を階段のところまで追い詰める榊
建物は老朽化しているので階段は壊れており、落ちるとそのまま1Fまで真っ逆さまです。
(この階段はトワが母親を突き落とした階段です)
ここで榊はメイを殺したのは自分であると告白します。

追い詰めた藤枝に銃口を突き付け「お前が摩耶になることを受け入れたら助けてやる」と提案されるトワ
そしてここで最後の心理パートへ突入します。
それは「トワが摩耶になりきり榊と会話する」という
今までの心理パートとはかなり異なった心理戦が始まります。
いや~~ここ激熱だよね。榊が喜びそうなセリフを頑張って選びましたよ。
ちなみに1番最初にこの心理パートをしたときは
幸福ポイントが足りずに榊に銃殺されてしまいましたね。
「何か違ったようだ」と最後に他人事のようにトワ君から言われ、割と凹みました。
何か違ったようだはちょっと軽くないかな

気を取り直してもう1度
次は上手く行き、発言を選びます。
この発言は他のキャラクターの台詞からの
インスピレーションによって生み出されたトワくんの台詞ですね。
で、ここで台詞にカーソルを合わせると選択した場合
トワがなんと発言するか表示されるんですけど、
1つ発言の部分が赤い線でぐちゃぐちゃになっている選択肢があるんですよね。
それは「大丈夫」という台詞
この台詞だけ赤い線で消されていました。
ということはですよ、これを選ぶと恐らくまずいことになるんだろうなと僕は考えたわけですよ。
でもちょっとした好奇心でクリックしちゃったんですよね。

結論から言うとこの「大丈夫」という台詞を選ぶとトワが完全に摩耶になってしまいます。
摩耶になってしまったトワを見て喜ぶ榊と唖然とする藤枝ですが、
トワは「お前じゃない」と言い、榊を階段から突き落として殺します。
その後、帰宅したトワの行方が分からなくなってしまい藤枝はトワを必死に探しますが、
ふとトワが昔いた部屋にいるのではないかと考え、euphoriaへ向かいます。
するとビンゴでトワ君はいたんですが、摩耶になってしまっているトワに対して違和感を覚える藤枝

そして藤枝宅でトワに誘われるがままセックスをしますが、
摩耶状態なので台詞が全て本心ではなく相手の感情をコントロールするような発言をします。
ですが、藤枝も完全にトワに魅入られてしまっているので制御することが出来ません。
あ、というかこの狂気エンドはグロくないんだね。
いやなんで俺エロゲーしているのにグロの心配をしないといけないんだよおかしいだろ!??!?(半ギレ)
セックスを終えた後、藤枝に抱き着いたトワが小さな声で

「助けて」

と言って狂気エンドは幕を閉じます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・。

正直言うとこのENDはトラウマになりました。

このとき、藤枝は頭を殴られたような感覚になったとありましたが、僕も似たような感覚になりました。
今の声がトワならば、せめて自分だけはずっとそばにいないといけないと決心する
最後は本当に藤枝君らしいと思いました。
つーか誰だよ。自ら狂気エンドに突っ走った奴
全くグロくないのに一番トラウマになるとは思っていませんでした。
でもあれですよね。この後味が悪い感じが最高にBADENDの良さが出ていますよね。
この後味の悪さが好きなので後味が悪いほどいいんですが、苦しいものは苦しいよね(矛盾)
ちなみにこのED曲だけ女性ボーカルってところもエモいよね。

さて、気を取り直してもう1度摩耶パートへ戻り、例の発言を選択する場面まできました。
「大丈夫」という言葉を避けながら進めていくと摩耶になりきったトワは
段々自分が何なのか分からなくなってしまいます。
一人称も「俺」と「私」を交互に繰り返すようになります。
ここで出てくる選択肢が2つ

「トワ」

「大丈夫」

大丈夫なわけあるかい!!!(数分前のトラウマ)

即行でトワを選ぶ童貞

すると「トワ」に戻ったトワは引き続き摩耶の演技を続けます。
榊は摩耶になったと勘違いしており、拘束している縄を外してくれという要望に応えます。
そして、榊はトワにあるものを渡します。
それがいつも摩耶は肌身離さず持っていた「euphoria」の砂時計です。
トワ君が持っているノベルティの方は中身が懐中時計になっていますが、こっちは砂時計です。
これあれですね、心理パートが始まると必ず出てきていた砂時計ですね。これ摩耶のだったんですね。
摩耶は「人間の心は砂のよう」と言っていたのでそれとかけているんでしょうね。

そして砂時計を受け取ったトワは「俺は摩耶になんかならない」と言い、砂時計を思いっきり投げ捨てます。
榊は必死に砂時計を追いかけますが、砂時計は階段の方へ飛んでいき、
それを追いかけた榊と共に真っ逆さまに落ちます。
そして砂時計は壊れ、榊は転落死します。
この後、壊れた砂時計がアップされるんですが、
トワが母親からの呪縛から解けたことが表されていてとてもいいですよね。

トワくんは幼少期から母親に人を操るための話術等を叩き込まれていたので
本人は「あいつと同じ考えや行動を無意識にしてしまう。俺は母親のコピーであり所有物だった」
と言っていたので、いかに母親に縛られていたのかがよくわかります。

その後は榊も遠野も死んだことにより鷹郷組の力が一気に弱まります。そして国が新神海に乗り出します。
ここは班目ルートと似たような展開ですね。
トワはここから人に対しての接し方が変わり、表情も明るくなったみたいです。
ここで色んなキャラと会話しに行くパートが入るんですが、
本当に「ああとうとうラストシーンにいくんだろうな」と1人で浸ってました。
あと改心したトワ君が普通に可愛い
あ、ちなみに斑目は鷹郷組を襲撃した後すぐに姿を消し、途中でエイジの行方も分からなくなったそうです。

その後、トワの元へとある女性が訪ねてきます。
この女性、実は以前タクルートの際に出てきていたんですが、
僕が終始性癖吐いていたので触れていないんですよね。
タクと共に遠野から逃げる際に協力してくれた女性でどうやらエイジと繋がりがありそうだったんですよね。
彼女は「井上リサ」と名乗り、「小早川から預かり物がある」と言います。
誰だよ小早川
トワも聞き覚えのない名前に首を傾げていると彼女は「エイジ」と言えば分かるかと言います。
え、ここにきてエイジくんの苗字分かっちゃうの
小早川エイジなの?可愛いねエイジくん(?)
するとリサは「今日から新神海の担当は小早川から自分になった」と言います。
・・・・・・担当ってなんだ。
去ろうとするリサにトワはエイジとの関係を聞きます。

リサ「エイジも私も「警視庁特別捜査官」です」

は?

正直このゲームで1番驚きました。

ちなみに実際にプレイしていた時は数秒間完全にフリーズして
「うっそだろお前wwwwww」と独り言言っていました。そのぐらい驚きました。お前警察やったんか
だからサングラスで素顔隠しとったんかワレ

リサから鍵らしいものを受け取った後、エイジから連絡があり、
新神海を離れることと鍵は全て榊の私物だということを聞きます。
エイジは本当に新神海が好きだったので
本土の警察にそこそこの情報を流して新神海を守っていたらしいです。
摩耶が復活すればまた当時の新神海が復活するかと思っていたらしいですが失敗に終わり残念がるエイジ
もう本土が介入してしまうので新神海から離れるらしいです。

鍵を受け取り、トワはeuphoriaの館の中でカード式で開けられなかった部屋の存在を思い出します。
早速藤枝と2人で向かい、榊のカードで扉を開けることに成功
部屋の中は摩耶の写真だらけで書籍が沢山ありました。
というかマジで信者だな確かに他ルートでも尊敬している話は
していたけど裏でこんな部屋にいたと思うと人間って怖いね(しみじみ)

部屋を見て回ると金庫を発見しますが、パスワードがかかっていて開きません。
すると藤枝はとあるアルバムを見つけ、中を見ると生まれたばかりの赤ん坊の写真がありました。
それは生まれたばかりのトワの写真でした。
日付の欄には「3月7日」と書かれていました。ということはトワくんの誕生日は3月7日なんだね。
割と最近じゃないか。誕生日おめでとう(26日遅れ)
早速トワの誕生日の「0307」を打ち込んで金庫を開けることに成功する2人
そこには摩耶の手帳がありました。
中身は傷のこと等について書かれていましたが、とあるページを見た途端トワは泣きます。
そこには、自分の中で暴れる怪物に対する戸惑いとトワに対する愛が書かれていました。

要するに摩耶は本当に悠斗くんを愛しているけど自分の中にいるサイコな部分が抑えられなくて辛い寂しい
愛しているのにどうやって悠斗に接すればいいか分からないということですね。
制御出来なくて実の息子を商品として出すあたり怪物暴れ過ぎなのでは?
摩耶は人を思い通りに操る能力に長けていたから操ることをやめられなかったんでしょうね。
どんな人でも心は砂のように弱いからそこを自分の手で操ることが出来る・・・・・
なら摩耶さんも斑目みたいな人に出会っていれば変わっていたのかもしれないですね。

このシーンで泣いているトワ君を藤枝が抱きしめてエンドロールが
流れ出すんですけど、いやまあ本当ずるいよね。勿論褒めてますよ。
自殺しようとした時でさえ泣いてなかったのにね・・・・・

その後は、薬の開発に携わっていたタクは警察へ自首し、
レイは父親との関係を克服するよう頑張ると言っていました。
トワは藤枝の仕事を手伝うことになり、
藤枝が所持している以前出てきた家とはまた別の家へ住んでいました。この金持ちめ
別に自室から通えたらしいんですが、同じ家の方が便利がいいだろという
藤枝に押されて同居したみたいですね。はい、それ建前ね。一緒に住みたいだけね。ラブラブね君ら
トワは生きていることを実感するようになり、以前見えていた煙も見えなくなります。
トワくんって人の背後に感情の煙が見えていたんですよね。
あと全体的に見える景色が曇っているというか靄がかかっていたんですけど、
それもなくなって視界が全てクリアになっていました。
恐らく母親の呪縛から解放されて幸せを感じている表現だと思います。
僕らプレイヤーもトワ目線の景色だったので、靄が消えた瞬間のクリアな画面を見れた時の感動よ・・・・

また、トワは以前から行きつけの駄菓子屋さんに真っ黒な絵が飾られていたことに
違和感を感じていましたが、今ではとても綺麗な絵が飾られていました。
店主に尋ねると昔からずっとこの絵だと言います。昔のトワはこの絵が見えてなかったんですね。
で、この絵は実はトワの母親が昔店主へ託したものであり、
この絵は幼い頃のトワが欲しくて母親から買ってもらったものでした。
その絵を見た途端、トワは泣きだします。
ちなみにこの絵はクリア後のゲームのホーム絵になります。本当最後までエモいですね。

最後は海に行ったことがない藤枝とトワは早朝に海へ行き、
水をかけあいながら遊んでいました。いや可愛過ぎない?
ここめちゃくちゃ甘酸っぱ過ぎてニヤけていました青春してるねいいね。おじさんも青春したいな・・・・

ということで藤枝ルート感想(建前)は終わりです。
予想の5倍ぐらい長くなりましたが、最後まで読んでくれてありがとうございます。
このゲームは軽い気持ちで買いましたが、本当に神ゲーでした。
ちなみに僕まだ最後のスチル解放出来ていないのでまだ頑張ります。

まだこのゲームの感想を言い尽くせてないので、
また今度ゲーム全体の感想を書こうと考えています。
あとTwitterでも騒いでいますが、今斑目ルート2週目をしているので、
それもまたブログに書こうと思います。
なので引き続きスロダメについての記事は更新します。

もう本当神ゲー!!!ありがとうニトキラ!!!!
間違いなく僕が好きなゲームの五本指に入りました(人には言えないけど)
みなさんもここまでお付き合いくださり、ありがとうございます。
引き続き喚いたうるさい記事があがると思いますが、適当に流し見してもらえると嬉しいです。
それではみなさんまた