【最終】「図書室のネヴァジスタ」感想part4

どうも、玲威夜です。
前回に続き「図書室のネヴァジスタ」に滅多打ちにされております。あの~~すまん俺にはさっぱりだ。

前回の感想記事は下からどうぞ

【終盤】「図書室のネヴァジスタ」感想part3

『図書室のネヴァジスタ』

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※がっつりネタバレ(真相を含む)がありますので、ご注意ください。

では、続きからです。

みなさん覚えてますでしょうか。前回童貞は「真相を話すかどうか決めろ」と言われたところでストップしていました。いや、知らないです。

そんな一大事な場面で、私は考えました。

こういうのはね、真相を知っちゃ駄目なんですよ。分かりますか?
ミステリー系・・・・バトル系でもありがちなんですが、相手が自分の秘密をベラベラ話し出すと十中八九倒される前振りなんですよ。

ネヴァジスタも例外ではありません。この「真相」を知ってしまうことで幽霊棟・・・若き高校生達の命は奪われてしまうんです。そんなこと、おじさんがさせません。

というわけで、ここは「何も言うな」と口止めしておきます。

賢太郎は「俺の力でなんとかしてみせよう」と試み、槙原とお互いの情報を出し合って真相を導こうとします。
そこで、槙原が「神波からネヴァジスタを見せてくれる約束」を思い出します。

以前、神波からネヴァジスタは処分したと言われていましたが、実はそれは嘘であり、見せて貰えるよう交渉していました。しかし、槙原は賢太郎と一緒に監禁されているので、神波の元へ行けません。

ネヴァジスタに真相が隠されていると考えた賢太郎は、幽霊棟メンバーに取りに行ってもらうよう頼みます。
ここで、瞠だけが慌てて妨害するような言動をしますが、どうしたんでしょうか。
瞠だけ他のメンバーと違う挙動をよくするのは、彼は真相について何か知っているんでしょうか。

そして、メンバーが神波の元から帰って来ると槙原と賢太郎を幽霊棟の食堂へ呼びます(元々神波から帰ってきたら真相を話すと2人に約束していました)。

ここまでの流れを読んだ際の童貞は、正直「ミスったかな」と思いました。
理由は・・・・あっっっったりまえなんですけど、真相が全く見えないからです。いやそらお前、俺が口止めしたんだけどさ・・・・・

このゲームのBADの予兆が段々分かってきました。それは「真相が一切分からないこと」です。
ストーリーが進むと、多少ヒントであろうキーワードや出たり、少しばかり状況が変わったりする要素が見えるんですが、BADに分岐すると、終始意味深かつ意味を敢えて伏せたような展開のみになるため、この時点で察したわけです。

だって、神波からネヴァジスタを借りた全員が無言、そして食堂に呼ぶんですよ?ストーリーが進むんだったら食堂に呼ぶ前にヒントが出るハズ・・・それがないってことは、もうこれは絶対何かある。

すると、全員が机に並んだところでワインを出します。幽霊棟メンバーは未成年ですが、そこは目をつぶってください。

幽霊棟メンバー5人のみがそのワインを飲むんですが、すぐに理解出来ました。そうですね、このワインは毒入りです。

毒入りのワインを飲んだメンバーは苦しみだします。
助けようと思っていた子供たちが、目の前で苦しむ様子にパニック状態の大人2人(この時、2人は鎖が机に繋がっているため、メンバーを助けることが出来ません)

・・・・・・・・・・・・。

BADENDでした

ここぞという時に2分の1を外す男

結末は分かるかと思いますが、全員で毒入りワインを飲んで自殺するENDですね。いやあ~~~~また全滅しましたね。

以前と異なり、槙原と賢太郎が「絶対彼らを救ってみせる」と決意している描写が濃かったので、これはまさに「救われないEND」でしたね。しかも目の前で・・・・自分たちは何も出来ないって状況が、これまた皮肉?というか、後味の悪さを助長してますよね。

あ、言い忘れていましたが、このメンバーが飲んだワインは「清史郎が誕プレのお返しにくれた品物」であり・・・・ここまでくると、さすがに察しの悪い僕でも「せ、清史郎!?」ってなりますね。清史郎がお返しにくれたのは毒入りワインでした。何故でしょうか。

気を取り直して「話せ」と言うと、ちゃんとメンバーは真相を話してくれます。

が、ここから怒涛の情報ラッシュなので、全て書いていくとキリがありません。ですので、かなり詳細は省きますが、ざっとこんな感じです。

・清史郎は幽霊棟メンバーに手紙を出しており、それぞれ内容が異なる
(例:沼を守れ、あかずの間を守れ、賢太郎の墓を作れ)

・槙原を呼んだのも清史郎。実際は茅にお願いし、茅が父親の権力を利用し、学校側に交渉した。
しかし、教員に空きがなかったため、清史郎が嫌がっていた岡崎を辞めさせるためにメンバーが嫌がらせをした→岡崎が辞職する。

・賢太郎に手紙を送って学校に呼び寄せたのも清史郎。その上、賢太郎を殴って気絶させ監禁した張本人も清史郎

・古川は清史郎と友達だった

・ネヴァジスタは清史郎が書いたもの。内容は全て実話であり、古川と幽霊棟メンバー全員の話が載っている。

さて、このゲームの中心人物が浮き彫りになったところで、ここからストーリーは急展開を迎えます。
清史郎が書いたネヴァジスタは全て英文なので、槙原が読むことになります。

え?清史郎くん、英文で物語書けるの?凄くない?高校生でそれが出来るのはめちゃくちゃ凄いと思います。

と思ったところで、全員分のストーリーを読むと、物語に該当するメンバーの様子が明らかにおかしくなります。
それほど彼らの過去は壮絶であり、他人に知られたくないものだと理解出来ますね。

ちなみにですが、この幽霊棟メンバー個人のネヴァジスタの内容は知りません。全部スキップされます。
恐らく、僕が今プレイしている「共通ルート」が終わり「個別ルート」に突入すると、各ルートごとに見れるんでしょうね。それは非常に楽しみだ。

あ、それと瞠くんだけ他の人とネヴァジスタの内容が異なります。
他のキャラは「自分のトラウマ」話ですが、瞠くんだけ「みんなのトラウマを作った主犯格」のような書き方をされていますし、彼だけ元々ネヴァジスタの内容を知っていました。キーパーソン瞠ってわけです。

さて、全員のトラウマを抉ったところで、彼らは各部屋へと戻っていきます。
先ほどの各個人のネヴァジスタには、文末に「魔法の粉でネヴァジスタへ行った」、どういう意味でしょうか。

先ほどBADENDのパラレルワールドへ行った僕は分かりました。
毒入りワインを飲んだ彼ら・・・死・・・要するに「毒入りワインを飲んで死後の世界に行った」ってことですねえ!(童貞並の推理)

ということは、清史郎くんはみんなの死を望んでいるのでしょうか。清史郎こわい。

現在の状況は「幽霊棟メンバー全員が自殺をしようと各自の部屋に戻った」というやべえ状況であり、この状況を打破しようと槙原が瞠を説得し、成功します。
ここで「清史郎は生きている」「清史郎を今呼ぶ必要がある」ことが分かります。

あ、清史郎くん生きてたんですね。
実際、清史郎くんは遺体もあがってなかった上、公式キャラ紹介文にも「行方不明」と表記されていたので、「ワンチャン生きてるな」と思ってはいたんですが・・・・お兄ちゃんに手紙貰えてよかったね!

もちろん清史郎を呼ぶのは実の兄である賢太郎です。
この2人は両親の離婚を機に離れてしまいますが、清史郎はずっと賢太郎に手紙を送っていました。しかし、賢太郎は面倒だと思い、返信どころか目すら通していない始末。

ここで、長年書いておらず、かつ清史郎が待ち望んでいた「手紙の返事」を賢太郎が書いて清史郎を呼ぼう!というわけです。この手紙の内容が非常に重要なことはみなさんも理解できるかと思いますが、本人達は「この手紙を書く上で、『清史郎の考えていること』を読み取らないといけない、絶対に間違えてはいけない」と考えております。そして、どうやら古川の死の真相を当てないといけないようです。

そうだね!そうそう!!・・・・で?なんすか?俺に振るってわけですね。もう慣れましたよ。

でもね

分からんのだよ。俺には

何度も2択を外してきた童貞。今度こそ決めたいものです。
何ならこれが最終選択肢な気がする。最後で決めればあとは許されそうだから頑張ろう(謎理論)

取りあえず一旦セーブし、ホーム画面に戻りました。
そこで、何気なくネヴァジスタを読み直してみました(読み直せるモードがあります)。


まだ僕は個別は解禁していないので、現段階で読めるネヴァジスタは古川にまつわる話だけです。

その古川ネヴァジスタの最後文章

きっと今ごろ思っているはずさ

ぼくにも ネヴァジスタ見つかっていたら こんなことには―――ってね

・・・・・・・・・・!

き、キマシタァアアアアア!!!!閃きましたァアア!!!
これは古川の自殺ですわ!え?なんですかって?

なんとなく

(^_-)-☆

いやあ、なんかそんな感じしません?(クソガバ感情論)


要するに「ネヴァジスタ」が「死後の世界」・・・大人になる前に死んじゃえばいい!!ってことでしょう?だから子どもしかいない「ネバーランド」から取ったんでしょう?
「大人になる前に死んで、子どもしかいないネヴァジスタに行こう」という意味で考えると、この古川の心境は「死んでいればこんなことにはなってなかった」・・・つまり自殺ってわけだ!!!ど~~~~よ?

つっても、実際の賢太郎の立場だとネヴァジスタを読み直す時間なんてないから、これで閃いたって駄目なんですけどね。えへっ

というわけで、「古川自殺説」を元に選択すると

HAPPYENDにいけます。

やったぜ。

ここぞという時に決める男

ちゃんと真実を見極め、清史郎宛に手紙を書くと本人がやってきます。

ここから一連の真相が明らかになるので、またまたざっくり書いていきます。

古川が槙原を刺す→古川が捕まる→賢太郎がこの事件を新聞の記事で取り上げる(ここで無関係の家族のことも敢えて書き、炎上を誘う)→記事を読んだ槙原がキレて賢太郎の会社に乗り込む→この一件で槙原は賢太郎が嫌いになる

その後

古川が出所する→古川は賢太郎に恨みがあるため、実の弟の清史郎を殺そうと学校へ侵入する→実際は殺せず、古川は清史郎の前で泣く→お友達になる→古川は賢太郎の記事によって家族をめちゃくちゃにされたことにより、家へと帰れなくなる→「あかずの間」に遺書を書き、沼の近くで自殺する→清史郎が古川の遺体を見つけ、沼に落とす(その際に自分の私物も沼に落としてしまう)

その後

清史郎は「大人になると人はこうも変わるのか」と「大人」に対し、絶望感を抱く→大人になる前に大事な友人も自分も「ネヴァジスタ」に連れて行こうと考える

ここは、色々な要因があって清史郎くんが絶望するんですが、ざっくり言うと、自分のお兄ちゃんが大人になって変わってしまったと感じているからです。古川の記事もそうですし、手紙を読まないことも含まれています。

賢太郎は両親が離婚する際「大人の都合で家族がバラバラになるのが嫌だ」「大人になんてなりたくない」と泣いており、それを清史郎は聞いています。
それでもいざ賢太郎が大人になると、平気で人を傷つけたり、こちらを見なくなったりしたことから、清史郎は「大人になることは悪」だと考え、「だったらそうなる前に死のう」という結論に至ったわけですね。

まあ、要するに・・・・

お兄ちゃん大好きっ子が絶望した末路

一連の真相が分かったこのENDでは、槙原が清史郎を説得し、清史郎は幽霊棟メンバーの元へ帰ります。
そして、清史郎が生還することで全員が集まり、自殺を未然に防ぐわけですね。

その後、清史郎は犬の「賢太郎」と共に旅に出ましたとさ

・・・・・・・・・・・・・・・・。

俺この話知ってる。

実際プレイしたとかではなく、人づてに聞いた記憶がかすかにある。確か中学生とかそのぐらい・・・で、このゲームは・・・・あっ、10年以上前からありますね。つまりそういうことですね。

な~~~んと!!!10年前ぐらいに聞いていた作品だったわけですね!
某作品もそうなんですが、こうして人から教えてもらったことで、数十年ぶりに作品に出会うなんてさ・・・いやあ、いいっすねえ!面白い。

最後をざっくりと書いたので、多分未プレイの方は理解が難しいかと思います。
僕も、何度か時系列を思い出しながらプレイしていましたし、そもそも結構色んなキャラの事情が絡み合っているので、キャラを理解していないと少々きついところはあると思います。

まあ、先ほども言いましたが、お兄ちゃん大好き男の子が起こした一連の騒動ってわけです。

で、無事ハピエンに辿り着いたわけなんですが、ここでみなさんにお知らせがあります。

あとこれだけENDがあります。

ちなみにですが、ハピエンが最後の「図書室のネヴァジスタ」です。

え?何?それ以外のEND?

いいか?このゲームに救いは求めるな。つまりそういうことだ。

俺はここである程度の真相を知った。
「ある程度」というのは、これから個別ルートに突入し、各キャラの闇を知っていくわけだ。要するに、この大筋を知った後の個別ルートが本番ってことだ。

あ、あと、このゲームに限らず、ハピエン後にバドエンにいこうとすると中々にきついものがあるよね。
おじさん、先にバドエン回収した方が良かったかもなあ~~~しまったな・・・・

既プレイ者のリアクションを見る限り、ここからが阿鼻叫喚みたいだからおじさん頑張るね!

次回は・・・・BADEND感想か個別ルートの感想になると思いますので、よろしくお願いします。

それではみなさんまた

P・S 冷静に考えなくても、犬に実の兄の名前を付ける清史郎って普通にヤバいんだよなあ・・・

そんな彼だからこういう事件を起こしたんだろうけどね

個別ルートは下からどうぞ

【和泉ルート①】「図書室のネヴァジスタ」感想part5