【茅ルート】「図書室のネヴァジスタ」感想part7
どうも、玲威夜です。
今回は図書室のネヴァジスタpart7、茅ルートの感想です。
前回の和泉ルートはpartで分けましたが、今回から1キャラにつき1記事となりますので、よろしくお願いします。
前回、ネヴァ感想一覧は下からどうぞ
それでは書いていきます。
『図書室のネヴァジスタ』
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※がっつりネタバレがありますので、ご注意ください。
・・・・・・・・・・・・。
いやあ~~~~あの~~~~自分、一言いいすか?
茅ルートバチクソ面白かった
僕のフォロワーに茅晃弘大好き姉貴がいるんですけど、理由が分かりました。
茅 晃弘すげえいい
媚 び を 売 る
冗談はさておき、本当にこのルート面白かったです。
現時点で僕は共通、和泉ルートを攻略していますが、茅のルートが一番楽しかったですね。
正直、このルートをプレイするまで茅って興味なかったんですよ。やはりプレイボーイ和泉咲が好きだったので。
しかし、茅は別ルート時でも気になるような言動が多かったので、過去を知ろう!と思い今回プレイしたわけです。
まず、茅の過去についてです。
僕が気になった彼の言動の1つに「先端を見ると硬直する」というものがありました。僕も先端恐怖症みたいなところがあるので、きっと過去に何かあるんだろうと思ったんですよ。
結論から言うと、兄からアイスピックで目を刺され、左目があまり見えないとのこと
いや^~きついっす
お兄さんひどい!と怒るかもしれませんが、彼のお兄さんは元々狂っていたわけではなく、様々な要因から気を病んでしまい、弟の晃弘に牙を剥いたわけです。ここに瞠が関わっているのは確定なんですが、詳細は久保谷ルートで分かることでしょう
元々お兄ちゃんが大好きな晃弘は、兄に許してもらうため彼からの命令を遂行します。
それが、父の愛犬を殺すこと
いや^~きついっす
この時点で、和泉ルートより辛かったです。いやほんまそら精神病んでおかしくなるわ茅晃弘・・・
この出来事は当然彼のトラウマでもあり、思い出したくない出来事でもあります。
そして人間の防衛本能からか、こういった出来事を思い出せない、記憶がないような体?になっています。
唯一の救いは、実際に彼の愛犬は死んでなかったことですかね(久保谷供述)
そしてもう1つ気になったのは、白峰が大大大大大好きなところです。
まあ、他作品でも「Aのことが猛烈に大好きなB」という相関図はありますが、このネヴァジスタという世界観において、それは「異常」の1つだと思ったからですね。
この作品、全てにおいて伏線だの何だの張っていますし、心理の描写が深いので「白峰が大好きな茅」の時点で絶対何かがあるんですよ。
その上、白峰自身は「知らない」「俺は茅に会ってない」と言い、対し茅は「いじわるをいうな」と言うわけです。う~~~~ん怪しい臭うぞ何かが。
で、結局これが何だったかというと
白峰春人と名乗った久保谷瞠だったわけです。
先ほど言った「犬を殺した」一連の出来事の後、茅は自殺する方法を必死に考えていました。それを見かねた久保谷が「高校でまた会えるから死なないで生きてくれ」と約束をします。
要するに茅に生きる糧をあげたわけですが、何故ここで「白峰」をチョイスしたのかは未だに分かっていません。
ですので、茅は自殺を決意したあの日に「白峰春人」によって救われたわけです。茅にとっての救世主が白峰、なので彼は白峰が大好きだったんですね。
好意というよりも「崇拝」や「依存」の方がしっくりきますが。
ここから僕の憶測なんですが、久保谷が白峰を名乗ったのは茅を救うと同時に白峰を救うからだと思うんですよ。白峰の過去は知りませんが、「弟を殺した」と発言しているシーンがあり、それを彼は今でも悔やんでいる様子です。
一方、茅はお兄ちゃん大好きっ子で、基本甘えん坊です。元々兄が大好きでべったりでしたし、兄以外でも頼れそうな人がいると弟のように甘えます。
茅が白峰に甘えることで、白峰は「弟のような存在」が出来るわけで・・・これで白峰の精神状態も多少安定するんじゃないかと考えたわけです。
ちなみに久保谷は幽霊棟メンバーに色々しでかしているっぽいんで、彼らの過去には久保谷が絡んでいるようです。はい。まだ久保谷プレイしてないんで、分からないんですけど(^_-)-☆
ここまで見れば「死のうとした茅の前に現れた救世主白峰の正体は久保谷」「知らない間に救世主になり『自分じゃない』と否定する白峰」という分かりやすい関係図が出来るんですが、
茅の兄を狂わせた(精神的に追い詰めた)のは久保谷という事実もあります。
?????
ああもうめちゃくちゃだよ
このゲームの相関図、本当にぐっっっちゃぐちゃで面白いんだよなあ・・・よくそんなシナリオ思いつくわ尊敬するぜ
要するに「救世主」が「元凶」ってわけですね。
ん?どっかで見た事ありますねこの展開・・・なんの作品だったでしょうか・・・さ、作品・・・?なんか現実で起こっていた気がしますね・・・・何なら進行形な気がしますね・・・・・おのれ許さんからなディスなんとかの王(私情)
ここからは想像付くかと思いますが、この事実を茅本人が知ってしまいます。
分かるよ分かる。救世主が元凶って分かった時の絶望感と怒り、分かるよ茅
そして、僕がこの茅ルートが楽しかった最大の理由が、
賢太郎と共依存するからですね。
Foooooo~~~~!!!
いいよなあこれ!?すっげえ興奮したぞ
賢太郎は清史郎の兄で、弟の清史郎は死んでいる状態です。
賢太郎は茅を弟と重ねている節があるようで、「俺が救ってやらねば」と思っています。
いいぞ、いい。この展開が激熱だ。何がいいかって、この2人、他ルートではバッッッチクソ仲が悪いんだよ。
共通ルートの茅は槙原に優しく賢太郎に辛辣なんですよね。
まあ、彼は「賢太郎の墓を作ってくれ」と清史郎に頼まれているので、「賢太郎を殺して墓に埋めれば清史郎が戻ってくる」と思っているので、かなりつらく当たるんですが。
色んな出来事で潰されそうな茅を助け、賢太郎は自分の家に籠城させるんですよね。はあ~~~~~お姫様を守りたいのかな?
それにしても、他ルートであんなに険悪な2人がここまで共依存するとは。俺はこの展開に死ぬほど燃えた。いいや、これはBLゲームじゃないから燃えちゃあだめなんだが燃えた。すまん無理ド性癖
さて、ここから分岐のお話になります。
個別ルートは2回分岐があり、全て2択です。
BLゲームを数多くプレイしているであろう読者の皆様はお気づきと思いますが、1つは続行、1つはBADEND直行便です。
まあ、要するに2分の1で続行出来るわけなんですが、僕は初見なのでやはり「続行」するような選択肢を選んでいたわけなんですよ。
しかしですね
2回ともBADENDに直行しました
いや草
しかし当初の僕は草を生やしていませんでした。
それはこの選択肢
これは連絡の取れない茅を心配し、急いで退社しようとしている賢太郎が石野(カメラマン)から呼び止められたシーンです。僕はこの流れを見た瞬間に「石野が言いたい内容」が分かりました。
以前、茅の過去に関する情報を賢太郎の同僚が知るシーンがあったんですよ。茅の兄に関すること、簡単に言えば「茅の知られたくない過去」です。
それを同僚が知った。賢太郎と同僚の職業は雑誌の記者
茅の父親は議員
もうお分かりですね?
この一連のお話が記事として載ってしまったわけです。
・・・・・・・・・・・・・・・。
で、これを賢太郎が知るか知らないかの分岐ってことですね。
でもですよ?これを賢太郎が知らずに終わってしまうと、記事の内容は公開され、茅は狂っちゃうわけです。
そもそも他人に自分の過去を知られるのが嫌な彼にとって、日本中に出回るのはマジでやべえわけです。
それこそ、狂ってそのまま賢太郎を殺すかもしれません。
しかし、そんなことこの玲威夜がさせません。
賢太郎に真実を伝え、茅を救ってあげましょう
事実を知った賢太郎は急いで家に帰り、茅に「TVや雑誌などは見たか」と問い、NOと答える茅
どうやら現時点では知らないようです。
すると賢太郎は「外の世界を完全にシャットダウンする」行動を取ります。
TVも雑誌もネットも外の人間も会わせない、完全に茅を自分の部屋に閉じ込めてしまうわけです。
その行動に茅も「本当はずっとこうしてほしかったのかもしれない」とまんざらでもない様子
最高
ドドドドドド性癖END
だ~~~からこれBLゲームじゃねえんだよ!!!目を覚ませ童貞!!!!!
で、結論から言うと、このENDはBADENDです。
あれ?おっかしいな~~~~絶対正解だと思ったんだけどなあ・・・あ、自分の性癖を考えると大正解だわ流石俺(自画自賛)
気を取り直して、石野の話を聞かずに帰ると真相を知った茅が大暴れします。
ここで、賢太郎を殺そうと石で頭を殴る茅。殺し方が犬と一緒できついんだよなあ・・・・
その後、久保谷に自分を殺してくれと頼む茅(ここは過去に2人が約束したことに関係しています)
首絞めで窒息死しかけた茅を瀕死状態で駆け付けた賢太郎が救います。
この出来事から茅は人を信用することを覚え、兄との関係も修復し、賢太郎にもデレデレになります(童貞フィルター)
茅は以前「船の模型」を購入しており、不器用ながら完成させようと頑張っていました。
茅自身を「船」と例えている描写があったので、ここで船を完成させようと頑張っていることは、茅が前向きになっている証拠であり、ここから!!ってわけですね。これから新しい彼の人生がスタートするわけです。
はい。
もうお分かりですね?
茅は模型を完成すべく、作りかけの船とワインボトルを持って食堂へ
はい。
彼の死を知った賢太郎が茅の遺体の前で泣いて茅ルートは幕を引きます。
茅くんもネヴァジスタへと行きました。
以上が、茅ルートの感想でした。ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
和泉ルートを攻略していたんで最後は分かっていたんですが・・・・いやあ~~~彼の最後は結構辛かったですね。
甘えん坊で結構茅が可愛いなと思っていたので、彼が報われてお兄さんとも仲直り出来たのに結末がこれですからね・・・あ、いや、幸せを抱きながら死ぬのは好きなんですが、彼は船を完成させる前に死ぬっていうのが、こう、きつかったですね・・・あと賢太郎がかわいそう(賢太郎好き並)
あの冷たかった茅が賢太郎にデレて「模型を作るのを手伝ってくれ」と頼んだ時点で「ああ・・・」とはなっていたんですが、まあ、ね?プレイ勢はこの名状し難い感情を分かってくれると思う
さてさて、お次は誰を攻略しようか悩みますが・・・辻村にしましょうかね。
あえてキーパーソンの久保谷を最後に攻略しようと考えていますので、よろしくお願いします。
では、お次のネヴァ感想記事でお会いしましょう
それではみなさんまた
P・S 茅ルートの余韻が抜けないよおじさんは